素材はビオ粉・天然酵母、焼くのは薪と石窯。『こころ』の体に優しいこだわりパン【小浜市】

素材はビオ粉・天然酵母、焼くのは薪と石窯。『こころ』の体に優しいこだわりパン【小浜市】
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小浜市内を歩いていたら、レトロな雰囲気の素敵なパン屋さんを見つけました。
その名も『石窯パンの郷 こころ』。
素材も作り方も「生命力」をキーワードに、こだわりのパン作りをしているというこのお店について、詳しく紹介します。

レトロな雰囲気が素敵!石窯パンの郷 こころ

パンこころの画像

小浜駅から歩いて10分ほど。
道の角っこにレトロな外観の素敵な建物が見えます。
こちらが今回ご紹介する『石窯パンの郷 こころ』。

パンこころの画像

古くから建っている建物を改装してパン屋さんにしたそうです。

以前は和菓子店だった

石窯パンの郷 こころは、旦那さんと奥様2人でやっているお店ですが、昔からずっとパン屋さんをやっているわけではなく、元々は和菓子屋さんだったとのこと。
もともと自分でパンづくりをしていた奥様が、2002年から和菓子店の一角でパンを置かせてもらうようになったのが始まりだそうです。

パンこころの画像

奥の紫色ののれんは和菓子屋さん時代のもの

よく見てみると、パンが置かれている棚には、さりげなく和菓子の型が。

パンこころの画像

こころでは、現在でも注文があれば水ようかんなども作っているそうです。

石窯パンの郷 こころのパンへのこだわり

パンこころの画像

石窯パンの郷 こころのこだわり&キーワードは「生命力」。
生命力があるパン=「素材や作り方がよく、体にいいパン」を作るために、とことんこだわり抜いています。

奥様の久保さんはパン屋さんを始める前、「小浜にはあまり美味しいパン屋さんがない」、「添加物を使ったパンが売られていることが多い」と感じることが多かったことから、添加物の入っていない、体に優しいパンを作りたいと思っていたそうです。

こだわりその1 素材

そこで、まずこだわったのは素材。
こころのパンには、フランス産のビオ粉、バターは特選バターまたは発酵バターを使い、マーガリンは一切使用していません。
さらに、砂糖は上白糖ではなくビートグラニュー糖(てんさいを原料とした体に優しいグラニュー糖)を使っています。
ビートグラニュー糖は、体に優しいだけでなく、ねちっとした甘さにならず、上品な風味になるというメリットもあるんだとか。

さらに、パンといえば酵母も気になりますよね。
こころで使っているのはもちろん天然酵母。
久保さんが師事している、兵庫県の『パンの小屋』というお店の天然酵母を譲ってもらったそうなんですが、なんとこれは30年も継ぎ足して使い続けているものなんだそう。

パンづくりは、パンの小屋のシェフに指導をしてもらったという久保さん。
「その方がパンへの最初のきっかけを与えてくれた」と話します。
また、東京の超有名店、『シニフィアンシニフィエ』でもパンづくりを教わったそうで、そのお店の思いに大変共感した久保さんは、今でも自身のものづくりにその思いを生かしているそうです。

こだわりその2 焼き方

さらに、石窯でパンを焼いているのも特徴。

パンこころの画像

石窯を使ってパンを焼いているお店はそこまで珍しくありません。
しかし、こちらのお店は薪を使ってパンを焼いているんです。
そこが他のお店とは大きく違うところ。

火というのは、大きなパワーを持った自然のものですよね。
これも、生命力にこだわるこころならでは。
また、パンを焼いて灰となった薪は、近くの無農薬野菜を作っている農家さんにあげているそうです。
「パンを焼いてできた灰が土に帰り、土を浄化・活性化させてまた野菜を作る」
これも、生命の循環ですよね。

「小さいお店だからこそ、材料にも作り方にも可能な限りこだわりたい」と久保さん。
福井の他のお店のパンに比べて値段が高いため、「どうしてこんなに高いの?」と思われてしまうこともあるそうですが、それも材料へのこだわりがあるがゆえ。
それに、福井では高いほうかもしれませんが、ここまでこだわったパンづくりをしていてこの値段はちょっと安すぎる!と思うくらい、結構リーズナブルなお値段でした。

石窯パンの郷 こころではイートインも可能

パンこころの画像

こころでは、購入したパンを二階のイートインスペースで食べることも可能。
コーヒーや紅茶、オーガニックフルーツジュースなど、ドリンクも数種類用意があります。

今回いただいたのはこちら!

パンこころの画像

上から『トラデッシュナルクロワッサン』『カマンベール』(天然酵母フランスパンにカマンベールチーズが入っている)『トラデッシュナルクロワッサンショコラ』

バターの風味豊かなクロワッサンは、ざっくざくでとっても美味しかったです。
久保さんによると、1日おくと、バターも馴染んで違った美味しさが楽しめるとか。
「焼きたてのパンが美味しいのは当たり前で、1日置いて、時間が経っても美味しいパンが本物」とのことでした。

さらに、焼きたては消化にもあまり良くないそう。
せっかく素材にこだわった体に優しいパンなので、少し置いてから食べて、その良さを実感したいですね。

最後に久保さんと写真を。
久保さんが手に持っている大きい『カンパーニュ』がとってもおすすめなんだそう。

また、2020年8月現在、これまではやっていなかったネット販売が始まっており、一部商品の購入が可能となっているので、遠方の方もぜひ試してみてください。
自然派・体に優しいものにこだわる女性には特におすすめです!

石窯パンの郷 こころの基本情報・アクセス・マップ

店名 石窯パンの郷 こころ
住所 福井県小浜市小浜男山39-2
電話番号 0770-53-0575
営業時間 9:30〜17:00
※当面の間10:00〜16:00、売切次第閉店
定休日 月・火曜日
交通アクセス JR小浜駅から徒歩8分
舞鶴若狭自動車道 小浜ICから車で約10分
駐車場 不明
SNS instagram @s.cocoro_15
Twitter ー
Facebook @cocoro2008
WEBサイト https://www.ishigamapancocoro.com/

記事の内容は取材時点でのものです。
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パンこころの画像
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