「極」は過去最高の46万円!越前がに漁で盛り上がる越前町の1日に密着しました【福井県】

「極」は過去最高の46万円!越前がに漁で盛り上がる越前町の1日に密着しました【福井県】

初競り

福井越前漁港越前がにの画像

一夜明けた11月6日15時頃に大樟漁港を再び訪れてみると、すでに越前がにが入っているであろうケースがたくさん並んでいました。

毎年解禁日当日は17時頃にこの場所で初競りが行われます。

越前町の越前がには、ここから築地などに運ばれることはほとんどなく、大樟漁港で競りにかけられた後は、大部分が県内で消費されます。
つまり、越前がには福井県に来ないとほぼ食べられないということ。
福井県外であまり見かけないのも頷けますね。

競りが始まる前の大樟漁港を見学していると、驚くべきことに、すでに全てのカニに越前がにの黄色いタグが付いていました。

福井越前漁港越前がにの画像

越前がには資源保護のため、甲羅の幅が9cm以上(越前町は自主規制で9.5cm以上)のものしか漁獲できません。
そのため、網にかかった小さなカニは船上で選別してから帰港します。
さらに、水揚げされた越前がにには、競りまでに家族総出で黄色いタグがつけられます。

獲って水揚げするだけでなく、選別したり、タグをつける細かい作業があるのは本当に大変だと思います。

しかも、越前がにだけならまだしも、漁港にあったのはほとんどがメスのせいこがにでした。

福井越前がに漁港初競りの画像越前町はせいこがににもタグをつける唯一のまちなので、水揚げ後も、全てのカニにタグをつけるという気が遠くなるような作業が待っているということです。

黄色タグは競り後につけられるのかなと思っていたので、漁師さんたちが漁の後にこんなに大変な作業をしていると知って、本当に驚きました。

そして、漁港にあがってきた多くの越前がに、せいこがにはすでに発泡スチロールに入れられていましたが、一部、まだ海水の中にいる越前がにを発見!

福井越前漁港越前がにの画像

これらは漁獲した中でもサイズが大きいもので、少しでも鮮度を保つために、競りの番が来るギリギリまでこの状態にしてありました。

競りの順番が近づいてきたら水を抜き…

福井越前がに漁港初競りの画像

1.3kg以上、1.2kg…0.7kg、0.6kg以下と100gごとに並べられます。

福井越前がに漁港初競りの画像

全てのカニが裏返しになっていますが、これは、水分が抜けて鮮度が落ちるのを防ぐためなんだとか。

まずはこれらの並んでいる越前がにから、列ごとに競りが行われます。
それが船ごとに繰り返されていき、全て終わった後に発泡スチロールに入った越前がに、せいこがにの競りが行われます。

福井越前がに漁港初競りの画像右にいる方が今回の競り人

越前がにに限らず、競りはとにかくスピード勝負!
競り人は競りで使われる特殊な数字を淀みなく発しながら、仲買人が値段を示す「手やり」を見て素早く値段を決めていきます。

何と言っているのかも、一体いくらになったのかも普通の人には全くわかりません。
その活気とスピードにただただ圧倒されるばかりですが、かなり近くで競りを見学することができるので、越前がにをいただく前に競りを見に行くのもおすすめです。

厳しすぎる極の審査

競りが行われる少し前。
大樟漁港に集まる多くの人の注目を集める男性がいました。

福井越前漁港越前がにの画像

彼のズボンのポケットからは、何やら黄色いものがのぞいています。
実はこれ、越前がに「極」のタグなんです。

極に認定されるには、甲羅幅14.5cm以上、重さ1.3kg以上(越前町では1.5kg以上)、爪の幅3cm以上の規定を必ずクリアしなければなりません。
その規定を基準に、県の水産課や町の漁協の方などが極に認定できるかどうか判定するため、この日の漁港内でただ一人極タグを持ったこの方の一挙手一投足を、漁港中が注目していました。

競り前に並べられていた越前がにですが、1.5kg以上のカニの列の上に、各船で1〜2杯、よけられているものがあります。
それらが、極み判定を待っているカニたち。

めでたく極に認定されれば、このようにタグをつけてもらうことができます。

福井越前漁港の画像

しかし、仲買人さんや購入するお店の方が納得しなければ、「極」認定が取り消されてしまうことも。
実際、今回の競りでは上の写真のカニには一度タグがついたものの、その後でタグが外されてしまいました。

極になるには、大きさの基準を満たすのはもちろんのこと、足が欠けていないか、甲羅は綺麗かなど、見た目の美しさも重要なんだとか。
厳しい!

福井越前漁港越前がにの画像大きさは満たしていても、極に認定されることはとても難しい。

福井越前漁港越前がにの画像お腹が柔らかいだけでも極にはなれないほど、判定は厳しい。

その証拠に、2017年11月6日の競り(初競り)で「極」と認められた越前がにはたったの1杯。

福井越前がに漁港初競りの画像2017年初の極を撮影しようと人だかりができる中、なんとか撮影に成功!

しかし、値段は2016年よりも高騰!
2017年最初の「極」は1.6kgでなんと46万円と、前年の37万円を大きく上回りました。

しかし、極と遜色ない大きさにもかかわらず、極になれなかった越前がにの値段はぐっと落ちてしまいます。
業界用語で「極落ち」と呼ばれる越前がにですが、消費者にとってはすごくお買い得とも言えるので、極候補だった越前がにと出会うことができたらラッキーかも!

競りで購入された越前がには越前町内のお店でお客さんに提供されます。
(一般の方は、最も早くて11月7日のランチで食べられます。)
豪華すぎるうおたけの越前がにグルメは以下の記事をご覧ください。↓

公開をお楽しみに!地元でしか食べられないかに刺しは絶品!旅館うおたけの越前がにプラン大公開!【越前町】

港町の景色を楽しむ、ふらっと越前町まち歩き。
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