幻の石・笏谷石を使ったふくいブルーのおちょこでお酒をお楽しみください!

幻の石・笏谷石を使ったふくいブルーのおちょこでお酒をお楽しみください!

乾杯の際、お酒を注ぐと、深い青色に輝く。そんな不思議なおちょこをご用意させていただきました。

ぜひ、披露宴中にご使用ください。また、箱もご用意しているので、お帰りの際にお持ち帰りください。

こちらでは、おちょこの誕生の背景や、福井の歴史についてご紹介します。

株式会社ふくいブルー

福井ブルー笏谷石

えちぜん鉄道「福大前西福井駅」から徒歩3分ほどの場所にある、株式会社ふくいブルー。

玄関を入ると「ふくいブルー 福井の宝石 笏谷石の器」の文字が。

福井ブルー笏谷石

ふくいブルーは、笏谷石(しゃくだにいし)を使った酒杯といった器などを展開するブランド名です。

笏谷石とは

福井ブルー笏谷石

株式会社ふくいブルーの玄関におもむろに置かれた大きな石。これが笏谷石です。

水に濡れると深い青色に

少し青みがかっているのがわかりますでしょうか?

綺麗に磨かれているとより青色がわかりやすいのですが、笏谷石には、水に濡れるとより深い青色に変化するという特徴があります。このことから、別名「青石」と呼ばれることも。

ふくいブルーは、お酒などの水分を入れることで色の変化が楽しめる、笏谷石の特徴を最大限に生かした器ということなんです。

1600万年前の火山噴火でできた石

笏谷石(しゃくだにいし)は、約1600万年前の火山活動で降りつもった灰が固まってできた火山礫凝灰岩です。

出典:笏谷石とは|ふくいブルー

笏谷石は福井県内でしか採掘することができない貴重な石で、特に、福井市の足羽山一帯で採掘されてきました。その中でも石質が優れていたのが、北西側山麓部の笏谷地区。それが笏谷石の名前の由来とされています。

笏谷石の歴史

福井県の歴史で笏谷石が登場するのは、約1500年前の古墳時代。笏谷石の採掘を奨励したのは、福井で育ったと言われている継体天皇です。

しかし古墳時代以降、笏谷石は歴史から姿を消してしまいます。再び登場するのは平安時代末期細かな彫刻を施した石塔や美術品が笏谷石で作られるようになります。

戦国時代に越前国を支配した朝倉氏の一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)からは、笏谷石の石仏や石塔類のほか様々な生活用品なども数多く出土しています。安土・桃山から江戸時代にかけては、笏谷石は城の土台や石垣に用いられ、築城文化に大きく貢献します。
出典:笏谷石とは|ふくいブルー

とのことで、福井市にある一乗谷朝倉氏遺跡や福井城址の他、県内の寺社仏閣など、古くからある建物では頻繁に笏谷石を見ることができます。

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笏谷石は福井県内でしか採掘されない、と紹介しましたが、北海道、青森県、富山県などでも笏谷石を見ることはできます。それは、福井がかつて北前船の寄港地であったから。

北前船は、江戸時代から明治時代にかけて日本海海運で活躍した商船のこと。福井県内の三国(坂井市)、河野(南越前町)、敦賀などが寄港地だったため、笏谷石もここから県外に運ばれていたようです。

現在は採掘されていない幻の石

笏谷石は現在ではもう採石されていません。

笏谷石採石場一本義貯蔵庫の画像

笏谷石採石場跡地

現在の採石場跡地は基本的には閉鎖されており、ごく限られた人やタイミングでしか中に入ることはできません。

笏谷石採石場一本義貯蔵庫の画像

中には、採石の際に使われていたのであろうトロッコの線路が引かれていたりして、そこかしこにかつての面影があります。中には水たまりも多く、その深さは数十メートルにも達している箇所もありました。

笏谷石採石場一本義貯蔵庫の画像

無造作に積まれた笏谷石

実は採石場跡地では現在、あるお酒が保管されていたりするのですが、その詳細を知りたい方は以下の記事で…。↓

非公開の笏谷石採石場跡に潜入!そこで見たのは熟成期間20年以上の一本義古酒だった!?

そういうわけで、笏谷石は今後も採石されることはきっとないのでしょう。つまり、今もこれからも、私たちが目にすることができる笏谷石は、すでに採石されているものだけということ。まさに「幻の石」ですよね。

しかし、そんな貴重な石を器として量産しても大丈夫なのでしょうか。材料はどこから持ってきているのでしょうか。

疑問ばかりが湧いてくるので、「ふくいブルー」の生みの親を訪ねてみました。

「後世に笏谷石を伝えたい」ふくいブルーに込めた思い

ふくいブルーを訪ねると、通されたお部屋にの中には、大小さまざまなふくいブルーの製品が。

福井ブルー笏谷石

中には、一乗谷朝倉氏遺跡の唐門を再現したものもありました。(お値段なんと250万円!!)

福井ブルー笏谷石出迎えてくれたのは、株式会社 ふくいブルー代表取締役の近藤さん。
福井ブルー笏谷石

実は近藤さんは、福井窯業株式会社の社長さん。

福井窯業は瓦を扱う会社で、県内外の神社や歴史ある建物の改修に携わることも多いんだとか。

そんな中で笏谷石を扱うことも多く、「これを後世に残していかなければいけない」と思うようになった近藤さん。

「最初は道楽でしたよ」と言いますが、発表から6年足らずにも関わらず、国体の際には皇室の方々のお土産にもなり、非常に満足しているとのことでした。

「湯のみとか器にしたのは、庭先で夫婦でお茶を飲みながら語らいをしてほしいからなんです。
そこへ孫がやって来て、『それは何?』って聞く。
そうすると、『これは笏谷石と言って…』
って、後世にも伝えられるじゃないですか。」
と、「福井の宝」とも言える笏谷石を子や孫に伝えたいんだ、と話してくれました。

意外と身近で眠っている笏谷石

近藤さんの熱い想いにとても感激したのですが、やっぱり気になるのは、ふくいブルーの材料となる笏谷石を一体どこから持って来ているのか。

率直に尋ねてみると、「県内の古民家で眠っていた笏谷石を譲ってもらったんです」と近藤さん。

昔は住宅にも笏谷石が使われていることがあり、家は壊してしまっても「石は取っておいたら?」と親から子供に伝わっていて、家を建て替えても石だけは残っていることも意外と多いんだとか。

収集には大変な労力がかかったそうですが、材料はしっかりと確保できているそうです。

ふくいブルーがこだわる笏谷石の品質

湯飲みや酒杯は一つ一つがそこまで大きくないので、笏谷石がある程度集まっているのであれば材料に不安はないんだろう、と思ったのですが、話はそんなに簡単ではないようです。

笏谷石にも1〜5までのランクがあり、それぞれ密度が全く違うので、ふくいブルーにはランク5の笏谷石しか使いません。その割合は、だいたい全体の10%。貴重な笏谷石の中でもさらに選び抜かれた素材しか使っていないんです。

ちなみに、現在ふくいブルーを作っている職人さんはたったの3名とのことですが、近藤さんでも作業風景はなかなか見られないそう。過去にNHKで貴重な作業風景が放送されたので、気になる方は動画をご覧ください。↓

ふくいブルーをお持ち帰りいただき、ご自宅でも、福井の思い出の品としてご愛用いただければ幸いです。

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