昔ながらの夏の敷物“油団”、最後の作り手『紅屋紅陽堂』さんにお邪魔しました【鯖江市】

この記事のテーマ 江戸時代から夏の敷物として涼をとるために日本の生活に寄り添ってきた油団(ゆとん)。 なんと、作れるのは全国でも紅屋紅陽堂さん(鯖江市)の一社のみ。 今では希少な存在となっている油団についてご紹介していきます。 夏の敷物、油団とは? 油団(ゆとん)。右から3年、20年、50年経過したもの。白っぽい色から徐々に飴色に変化していきます。 油団と書いて“ゆとん”。 和紙を貼り重ね、表面に油を塗った敷物を指し、ひんやりと冷たいのが特徴。 夏の日本家屋の生活で涼を取るための生活用品として親しまれてきました。 表面にはつやつやとした光沢があり、鏡面のような美しさに思わずうっとり。 また油団は、5年10年50年と年を経るごとに白色…