ビルの2階のカラフルなカレー屋さん

福井駅から歩いて5分ほどのところにあるアップルビル2階に、Livin’ for greenはあります。
お洋服屋さんなども併設されており、全て名前に“green”が！

お話を伺ってみると、お洋服屋さんが始まりで、カレー屋さんもgreenという名前で統一されているそうです。

カレー屋さんの方に入ると、カラフルな椅子などの家具、所々に置いてある小物、ガラスに描かれた絵…。
カレー以外にも目に入る全てに興味が湧いてくる。
よく見るとカレーの本もある～！

店内には、店長さんセレクトの雑誌等も置いてあるので、カレーを待ってる時にぜひ色々と探してみて欲しいです！

南インドスタイルのカレーが楽しめます！

Livin’ for greenではインドのカレーの中でも南インドスタイルのカレーの提供が多く、そして、ほぼ日替わりで3種類程のカレーを食べる事ができます。
インドカレーは、地域によってカレーの特徴が異なり、南インドのカレーは、さらっとしたスープ状でスパイシー、主にお米と一緒に食べる事が多いのが特徴。

さらに、店長さんにお話を聞くと、無添加を意識し、胃腸に負担がかからないようにスパイスの量を調整しているそう！

確かに胃腸が弱い私ですが、ここのカレーを食べた後は全然平気～。
店長さんの優しさを感じます…。

また、スパイスのこだわりを伺ったところ、店長さんのお気に入りのスパイスはマスタードシードとのこと。
カレーを作る際、油で炒めるとパチパチ弾けて、とってもいい香りが立つんです！
今回は、どんなカレーが食べられるのか楽しみだ～。

早速「本日のカレー」をいただきます！！

今回いただいたカレーは、右からポークカレー、アサリと鶏肉のカレー、パキスタンチキンカレーの3種がけ。
一番左の器は、副菜のダールです。

手書きのメニューには、店長さんからのカレーの説明もあるため、選ぶ時に分かりやすい！

説明にもあるようにパキスタンチキンカレーは、トマトベースで無水なので、3種類の中で1番濃厚。
そして鶏肉は柔らかく解けて口の中が鶏肉で満たされるので、食べ応え抜群！
パキスタンチキンカレーは、店長さんがお店を始めるにあたって最初に作った思い入れのあるメニューだそう。

アサリと鶏肉のカレーは、魚介とお肉どちらも一緒に味わえるなんて贅沢過ぎるし、まろやかでいい香りがするココナッツミルクが、それを優しく丁寧にまとめてあげている仲良しカレー！

ポークカレーは、豚バラと玉ねぎでシンプルに見えましたが、酸味のあるカレーで1口目は驚き！
そしてこの酸味とスパイス感がなんとなく気になって2口、3口と口に運んでしまい、いつの間にか1番気になる味に…！

今回は、3種がけをいただいたのでそれぞれのカレーの違いを楽しむことができ、カレー同士を混ぜたり、副菜を混ぜたりして食べる事ができて、今日の自分のお気に入りカレーとして味わうことも出来ました！

メニューは日替わりで、カレー同士の味のバランスも考えつつ、店長さん自身も作っていて飽きのこないメニュー作りを心がけているそう。

他には、和風キーマカレー、タイカレーのほか、サンバルというスープがあるときも！
サンバルはカレーとは少し違い、野菜を煮込んで作る酸味のあるスープのことで、店長さんがインド旅行で出会い、現地で毎日食べていたそう。
日替わりメニューは、Livin’ for greenさんのInstagramにて店長さんが毎日更新されています。
ぜひ確認して、美味しいカレーに出会いましょ～！

野菜も沢山食べられるカレーなんです！

Livin’ for greenさんのカレーは、副菜が多いのも魅力。

ひと皿の上に、サラダ、ダールというお豆のスープ、小松菜を炒めたサーグ、じゃがいもをスパイスで炒めたサブジ、キャベツをココナッツファインとナンプラーで炒めたポリヤル、インドの酸味のあるお漬物アチャールと盛りだくさん！

個人的におすすめな副菜はポリヤル！
ココナッツファインは､ドーナツにかかっていたり、スイーツのイメージしかなかったのですが、ポリヤルを食べて違う一面を知りました。
みなさんにも是非色々楽しみながら味わって欲しい～。

そして、彩り、食感も様々なので、ひとつひとつ味わうのはもちろん、気になる所から副菜同士を混ぜたり、カレーと混ぜて食べてみたりすると、味、食感の変化も楽しめるとの事。

また、混ぜて食べるときの、手食についても教えていただきました！
手で食材を潰したり、混ぜたりすると、また全然違う食感や味になるそうです。
手食、気になる…！

こだわりの「チャイ」はカレーによく合う！！

カレーの後、マサラチャイをいただきました。
ホットとアイスをそれぞれ飲んでみたところ、どちらも甘さ、スパイスの加減がカレーの後によく合う！

というのも、店長さんがインドから帰国後、現地で飲んだチャイを参考に、カレーの後に飲む物として、スパイス、甘さの加減を調整したとの事。

チャイもカレーも、色々な物を足して美味しい物を作るというより、何を入れて、何を引いて作るかを意識しているそうです。
店長さんが日々調理をする中で、ひとつひとつ丁寧に向き合う姿が思い浮かびました。

インド旅行から学んだこと

お写真を快諾して下さる気さくさと、質問に対してはひとつひとつ言葉を掬い上げるようにお答えしてくださる丁寧さを持つ、店長の山内さん

最後に、店長の山内さんからインド旅行の経験を聞く事ができました。
なんと、宿の手配はしていたものの、現地のお家を突然訪ねて宿泊先探しをしたところ、最初に出会ったご家族が友好的で、そのまま旅行期間中ずっとお世話に…凄いっ！

そのご家族に旅行に連れて行ってもらったり、現地のお袋の味を知るために料理を習ったりしたとの事。

日本ではスパイスと聞くと特別な感じがしますが、インドでスパイスは、様々な料理に日常的に使用されるもの。
控えめに使うこともあり、本場でのスパイスの使われ方を目の当たりにして、毎日食べる物としての考え方のヒントになったそう。

また、ステイ先のご家族に塩チキンカレーを振舞ったこともあったとか。
塩チキンカレーは、、スパイスを使用したカレーを深掘りしていく中で出来たカレーで、山内さんが長く作り続けているメニュー。
そんなカレーを現地の人に食べて貰い、美味しいと言ってもらえましたが、インドのカレーというよりはまだまだインド“っぽい”カレーであったという気づきから、改めてインドの事をもっと知りたいと思ったそう。

店長さんのインドと向き合いつづける塩チキンカレー…気になる！
日替わりメニューにある時には、是非味わいたいです！

今回取材の中で、料理には作り手の経験や思いも溶け込むのだと思いました。
言葉では伝えきれない事も沢山あるので、これからもLivin’ for greenさんのカレーを見て食べて、楽しみたいな～。

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