福井弁まとめ|はよしね・おちょきん・つるつるいっぱい…一体どんな意味?

福井弁まとめ|はよしね・おちょきん・つるつるいっぱい…一体どんな意味?

日本海側、北陸地方にあ理、石川県、京都府、岐阜県、滋賀県と接している福井県。そんな福井県の方言の一つ、「福井弁」って一体どんなものなのでしょうか。

今クールで放送されている人気ドラマ「チア☆ダン」は、福井に実在する高校のチアリーダー部がモデル!主役の土屋太鳳さんが話す福井弁が可愛いと話題になっていますよね。

今回は、ちょっと怖くて可愛い!?福井弁について徹底解説していきます!

福井弁とは

福井県は北東から南西に伸びる細長い地形をしており、北側は石川県、岐阜県と、南側は京都府、滋賀県と接しています。また、かつては北部が越前国、南部が若狭国に分かれていました。現在でも、県の中心あたりにある南越前町と敦賀市を境に、北部を嶺北(れいほく)、南部を嶺南(れいなん)と呼んでいます。

県庁所在地の福井市や東尋坊永平寺などがあるのが嶺北。対して嶺南は野球で有名な敦賀気比高校や氣比神宮があり、美しい海などの自然に恵まれているのも特徴。

嶺北と嶺南は文化も大きく違い、嶺南はどちらかというと関西圏の文化に影響されている部分が大きく、嶺北と嶺南では話す言語も大きく違います

今回紹介する福井弁は、主に嶺北で使われている言葉です。

※タップすると見やすい画像が出てきます

今回この記事を書くにあたって改めて福井弁について調べてみて、さまざまな分類があることがわかりました。

こんな方言があるよ!こんな分類があるよ!というご意見もあると思うので、教えていただければできる限り追記していきます。

また、分類表を作るにあたって参考にさせていただいた「まるごと福井」さん、ありがとうございます。この場をお借りしてお礼申し上げます。福井弁以外の方言についても、詳しく記載されているので気になる方はご覧ください!

http://m-fukui.jp/hki/hogen.html

今回の記事では、福井市や鯖江市周辺で使われている「福井弁」を紹介します。

福井弁の基本の「き」

まずは福井弁の基本から見ていきましょう!

福井弁のイントネーション

ネイティブ福井弁を喋る方とお話すれば、その独特なイントネーションはすぐに理解できるはず!

福井弁には

  • 語尾を伸ばす
  • 語尾が下がる

という特徴があります。

「えっとぉ↘︎」「あのぉ↘︎」という感じ。音もスムーズに下がるわけではなく、ちょっとうねるような感じに聞こえます。(間投イントネーションと言うらしい!)

このせいなのか、福井弁にはとっても穏やかで柔らかい雰囲気があります。

福井弁のアクセント

アクセントは地域によってさまざまな分類がなされているようですが、福井弁は主に「無アクセント」だと言われています。

つまり「橋、箸、端」を全て同じように発音するんです。会話がスムーズに理解できない時があるので、福井弁を喋る方とお話しするときは心して聞くように!

「カレイ」(魚)と「カレー」(カレーライス)、どちらのことを言っているのかわからない方もいるのでご注意を。

福井人になりきれる!知らないと理解できない定番福井弁

イントネーションやアクセントをマスターするのは難しいですが、特徴的な単語や語尾を使えば、すぐに福井人になりきれるかも!

定番の福井弁にはどのようなものがあるのでしょうか。

定番福井弁①つるつるいっぱい

文字を見ただけではなんのことかさっぱり想像できませんが、「つるつるいっぱい」とはつまりこの画像の状態のこと。

コップなどに水をたっぷり入れて、表面張力でギリギリこぼれていない状態のことを言います。

標準語で言えば「なみなみ」と言い換えることができるかもしれませんが、なみなみよりもつるつるいっぱいの方がもっとギリギリなんです。この状態が単語として存在しているのがすごい!

【福井弁】 つるつるいっぱい
【標準語】 容器に水分をたっぷり入れて表面張力でこぼれないでいる状態(≒なみなみ)

黒龍つるつるいっぱい入れとっけの〜
(黒龍(福井の日本酒)をなみなみ入れてね)

福井でお酒(特に日本酒)を飲むときは、ぜひ「つるつるいっぱいで!」と言ってみてください。お店の方に喜んでもらえるかも。

定番福井弁②はよしね

福井弁でテレビやネットでもよく話題になるのが「はよしね」(「はよしねや」など)。いきなりこんな言葉を言われたらびっくりしてしまいますが、「早く◯ね」と言われているわけではありません。

「しね」は「〇〇しなさい」、つまり「はよしね」は「早くしなさい」という意味。福井県民はおもてなしのつもりで「ゆっくりしなさい」と言っていても、「ゆっくりしね」になってしまうこともしばしばです。

【福井弁】 はよしね
【標準語】 早くしなさい

出かけなあかん時間やが〜!はよしね!
(出かけないといけない時間じゃないの!早くしなさい)

定番福井弁③おちょきんしねま

「つるつるいっぱい」と同じくらい想像がつかない言葉ですが、決して映画館の名前なんかではありません。

「おちょきんしねま」は「正座しなさい」という意味。「しねま」は「はよしね」と同じく「しなさい」ですね。

小さな子供がしつけとして言われる事が多いので、大人はなかなか言ってもらえる機会はなさそうです。単純に「おちょきんしなさい」と言うことも多いです。

東京に住む福井県出身学生が福井をPRする団体「OCHOKIN」(おちょきん・@ochokin_fukui )があるくらい、福井県民にとって「おちょきん」は思い入れのある言葉のようです。

【福井弁】 おちょきんしねま
【標準語】 正座しなさい

ちゃんとおちょきんしねま!
(ちゃんと正座しなさい!)

定番福井弁④じゃみじゃみ


最近では見る事ができなくなってしまったテレビの砂嵐。あれのことを福井県民は「じゃみじゃみ」と言います。

「砂嵐」とか「ザーザー」とか、いまいちなんと言っていいかわからないあの画面ですが、福井県では誰しもが「じゃみじゃみ」と言うんです。

【福井弁】 じゃみじゃみ
【標準語】 (テレビの)砂嵐

じゃみじゃみんなって見られん
((テレビが)砂嵐になって見られない)

定番福井弁⑤かぜねつ

「風邪で熱が出ることじゃないの?」と思うかもしれませんが、残念ながら違います。「かぜねつ」は口内炎のことを言います。

【福井弁】 かぜねつ
【標準語】 口内炎

かぜねつできてるで、痛くてなんも食べれんわ
(口内炎ができているから、痛くて何も食べられない)

さりげなく使えそう!福井弁のあいづちや語尾

有名な定番福井弁は特徴的すぎて、県外の人にとっては使うのに気が引けますよね。でも、あいづちや語尾を変えるくらいならさりげなく福井弁を使えるかも!

福井弁のあいづちや語尾①ほやって・ほや・ほやほや・ほやの〜

福井弁の相づちはとってもふんわりしているので、聞いていて心地がいいです。福井に行ったら、「ほやって〜」「ほやほや」といたる所から聞こえてきますよ!

ほやには地元の方ならではのニュアンスがあるようで、「ほや」だけだと「そうです」、「ほやほや」は「そうそう!」と深く共感した時に使うことが多いそう。(ほや<ほやほや)

【福井弁】 ほやって(ほうなんやって)、ほや、ほやほや、ほやの
【標準語】 そうなんだよ、そうです、そうそう!、そうだね

福井弁のあいづちや語尾②〜しよっさ・〜しよっせ

福井弁では「〇〇しよう」は全て「しよっさ」や「しよっせ」と言います。「行こう」は「行こっせ」、「やろう」は「やろっせ」という感じなので、応用もしやすいです。

なんと、福井駅東口にはAOSSA(アオッサ)、つまり「会おう」という意味の方言を冠した商業施設があるんです。

著作権者:賀正さん ライセンス:CC by-sa賀正  https://ja.wikipedia.org/wiki/AOSSA

【福井弁】 〜しよっさ、〜しよっせ
【標準語】 〜しよう

アオッサで買い物しよっさ!
(アオッサで買い物しよう!)

福井弁のあいづちや語尾(副詞)③しな〜っと

これも柔らかい雰囲気の福井弁代表ではないでしょうか。「しおれている」といった意味ではありません。

【福井弁】 しな〜っと
【標準語】 いつの間にか、何気なく、(ちゃっかり)

なに、しな〜っといい点とってるんやって!
(何いつの間にいい点とってるの!?)

福井弁のあいづちや語尾④おえ〜

ちょっと〜!困ります!何すんの?違うよ〜 のような、相手の出方を否定したり、不満を感じたりした時に福井県民が思わず口に出してしまう言葉です。標準語で言えば「おいおい…」といった感じと説明してくれた方もいました。汎用性が高そうです。

【福井弁】 おえ〜
【標準語】 ちょっと〜!、困ります!、何すんの?、違うよ〜、おいおい…。といったニュアンス

なんと、「おえ〜スタンプ」なるものまで発見しました!→https://store.line.me/stickershop/product/1237530/ja

この他にも、使ってみたくなるような福井弁はたくさん!Twitterには「福井弁Bot」なるものもあるので、興味がある方は見てみてください。

言われてみたい!胸キュン福井弁

最後に、胸キュン福井弁も紹介しちゃいます。twitterで「#方言で〇〇」というハッシュタグが流行っていますが、「#方言ですごく好きだから一緒にいたいんだけどだめかな」の福井弁バージョンは破壊力抜群!

「ひって好きやで、一緒にいたいんやけど、あかんか?」
「ひって好きやで、一緒にいたいんやけど、あかんけ?」
「すっげー好きやで、一緒に居いたいんやって。あかんか?」
などなど…

「ひって」(「ひってもん」)には「すごい・すごく」の意味があります。ただ、若い方はあまり「ひって」は使わないようです。

また、「やで」「やって」「あかん」というワードがよく出てくるように、福井弁には関西弁っぽさもあります。それでいて柔らかくて、女性はかわいらしく、男性は優しそうな雰囲気。

興味がある方はぜひネイティブ福井弁を聞きに福井に行ってみたり、福井弁をマスターして現地で使ってみたりしてください!

記事の内容は取材時点でのものです。
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