貴石細工のルーツ!『若狭めのう細工』の特徴・歴史・作り方・体験施設など【福井県の伝統工芸品】
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日本の貴石細工のルーツとされている、福井県の伝統工芸品『若狭めのう細工』。
その特徴や歴史、繊細な工程の数々など、若狭めのう細工の基礎知識をご紹介します。
日本の貴石細工のルーツとされている、福井県の伝統工芸品『若狭めのう細工』。
その特徴や歴史、繊細な工程の数々など、若狭めのう細工の基礎知識をご紹介します。
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若狭めのう細工とは
『若狭めのう細工(わかさめのうざいく)』は、福井県小浜市に伝わる伝統工芸品です。
200〜300℃で焼くことで生まれる、鮮やかな赤色が美しい細工。
めのうの原石を鶏や鯉といった動物の形に細工するのが特徴で、置物やアクセサリー、茶碗などとして使われます。
また、若狭めのう細工は、日本の貴石細工のルーツとも言われています。
(貴石:宝石の中でも特に珍重される高値のもの。ダイヤモンドなど)
若狭めのう細工の歴史
奈良時代、遠敷(おにゅう=現在の小浜市・若狭町・おおい町周辺)という場所に玉を信仰する渡来人『鰐族(わにぞく)』がやってきて、若狭一の宮神社(若狭彦神社)の前で玉を作ることを仕事としたと言われています。
これを若狭めのう細工の始まりとする説もありますが、現在の技法が確立されたのは江戸時代中期とされています。
1716〜1735年頃(享保年間)、若狭(現在の福井県南部)出身の玉屋喜兵衛が関西の眼鏡屋で奉公中に、めのうの原石に熱を加えることで赤く発色させる技術を習得し、故郷で玉造りを始めたと言われています。
その後、明治初期に中川清助がさまざまな彫刻の技術を生み出し、美術工芸品、芸術品として注目されるようになりました。
そして、昭和51年に伝統的工芸品に指定されました。
若狭めのう細工の工程
若狭めのう細工の工程はとても繊細。
原石の状態や作業のやり方によっては壊れてしまったりすることもある、非常にデリケートなものです。
完成までにどのような工程を経ているのか、詳しくは次のページでご紹介します。