「市長をやりませんか?」全国が注目する鯖江市地域活性化プランコンテストって何!?徹底解説!
地域を盛り上げようと頑張っている市民がたくさんいる鯖江市。
この地で毎年行われている熱いイベント『鯖江市地域活性化プランコンテスト』をご存知ですか?
今回はそのおとな版プラコンについて調べてみました!
鯖江市地域活性化プランコンテストとは
『鯖江市地域活性化プランコンテスト』は、鯖江を、日本を元気にしたい学生たちが、一人一人が鯖江市長になったつもりで地域活性化プランを考え、プレゼンするコンテストです。
2017年で10年目を迎えた同コンテストには、毎年全国から熱意溢れる学生が集まり、漆器、メガネなど鯖江に根付く伝統産業や文化を活用し、鯖江を活性化する個性豊かなプランを作成しています。
おとな版鯖江市地域活性化プランコンテストとは
そして、鯖江市地域活性化プランコンテストには「おとな版」もあるんです!
おとな版では、全国から集まったさまざまな分野で活躍している「おとな」と、地元愛に燃える鯖江人がタックを組んで、鯖江市の地域活性化プランを考えます。
参加者は毎年大手IT企業、総合商社、広告代理店に所属している方や起業家ばかりだそうです。
学生版と違うところは、1名の鯖江コーディネーターが自身の携わる事業や政策に対する悩みや課題を「お題」として提示するところ。
3名の参加者は、お題提供者とチームになって一つの課題に取り組みます。
全国から集まった参加者がプランを競い合うというよりも、お題提供者の夢を叶える場創りに一役買っているコンテストなんですね。
あの有名な『鯖江市役所JK課』をはじめ、商店街で小学生が「商い」を体験する『こども商店街aKInD’s』、高齢者の暮らしの不便を解消する『ちょっとほっとDAY』など、多数のプランが過去に実現されています。
過去の実現プランはこちら>>https://lcommunity2012.wixsite.com/otona/blank
また、『鯖江市地域活性化プランコンテスト』は、市からのお金は1円ももらわずに開催されています。
運営もお題提供者も参加者も全員が民間人。
プランの内容も、行政に頼るものはNGとなっています!
だからこそ、本当に市民に寄り添ったリアルなプランが続々と生まれるのでしょうね。
前回のプランコンテストで提案された『メガネーランド構想』も、クラウドファンディングで支援を呼びかけ、達成率はなんと315%で終了しています。
詳細はこちら>>鯖江がまた日本初!F×G(エフバイジー)とクラウドファンディングでメガネストリートが盛り上がる!?
2016年度も着々と進んでいます!
2016年度は10月に参加者募集が始まり、11月に参加者が決定。
12月には、お題提供者は鯖江の『らてんぽ』、参加者は『SAPジャパンオフィス』に集まってSkypeでの顔合わせを行いました。
その後はチームごとにメールやSkypeでミーティングを重ね、プランコンテストに向けてプランを詰めていきます。
なんと、参加者は事前調査とヒアリングのために、年末年始にも鯖江に訪れたとか。
すごい熱意です!
学生版の過去参加学生も毎年参加しており、2016年度は
、学生版第1回で最優秀賞を獲得した森山さん、第7回最優秀賞者の住吉さん、同じく第7回優秀賞者の新實さんも参加しているとのこと。
学生版で結果を残した皆さんが、おとな版でどんな進化を遂げているかも注目ですね。
プレゼンは一般公開で行われ、コメンテーターは牧野百男市長をはじめ、地元の産業に関わる方々が務めます。
が、コメンテーターは審査員ではなく、あくまで質問するだけ。
投票するのは観覧者の皆さんです。
審査方法まで市民でつくるおとな版らしいですね。
次回の開催もお楽しみに!
主催:学生団体with共催:NPO法人エル・コミュニティ、NPO法人イドバタ
後援:鯖江市
協賛:合資会社加藤吉平商店(清酒「梵」、「日本の翼」醸造元)、株式会社JM、SAPジャパン株式会社
協力:福井高専放送メディア研究会