郷土工芸品の越前和蝋燭がおしゃれなキャンドル風に♡インテリアとしても優秀な『灯之香』
越前和紙や越前漆器、越前打刃物など、福井県には経済産業大臣指定の伝統工芸品が7品目あります。
しかし、福井が誇る伝統ある工芸品はそれだけではありません。
石田縞、福井仏壇など、福井県で指定されている郷土工芸品も28品目あります。
今回はその中の越前和蝋燭についてご紹介します!
アロマキャンドル風の越前和蝋燭『灯之香(ほのか)』
和蝋燭といえば、仏壇やお寺などで使うイメージが強いですが、最近はとってもおしゃれな和蝋燭も登場しているんです。
今回は、「かわいい!」「おしゃれ!」な、インテリアとしても優秀な和蝋燭を紹介します。
まずは、インテリアやアロマとして使えるおしゃれな越前和蝋燭『灯之香(ほのか)』です。
これまでの和ろうそくの形を継承しつつも、デザインはかなり現代風。
フローラル系(凛)、森林系(爽)など、香りつきのものもあるので、アロマキャンドルとしても使えます。
私も実際に使ってみましたが、とても上品な香りなので、キツイ匂いが苦手な方でも使いやすいと思います。
時間が経つと中心だけが溶けていくので、周りのロウ越しに見える柔らかな炎の光がとっても綺麗。
さらに、福井の伝統工芸品である越前和紙を巻いた大きなろうそくも。
2013年にグッドデザイン賞も受賞していますが、納得のおしゃれさです!
私は自分の結婚式で、メインテーブルとゲストテーブルに灯之香を置きました。
灯之香ブランド立ち上げの経緯
実は灯之香が作られたのは東日本大震災がきっかけ。
計画停電もあったため、非常用照明としてキャンドルより明るい和ろうそくの需要が増えたそうです。
しかし、和ろうそくを使うにはろうそくたてが必須。
ところが「問い合わせをしてきたお客さんの多くがろうそくたてを持っておらず、安全な使用方法の理解が少ないことがわかり、より一層安全に使用できる和蝋燭を製造したいという気持ちになりました」(販売している小大黒屋の担当者)
そこで、「ろうそくたてがなくても使える和ろうそくを作りたい」との思いから、デザイナーの影山直恵さんの協力を得て、灯之香が誕生したのです。
「仏事関係の行事が少なくなり、寺院の数も減っているため、和ろうそくの需要は右肩下がりです。でも、この伝統を守るために、普通の場所でも使っていただけるような新しい和ろうそくを生み出していきたい」とのこと。
数に限りがありますが、ご希望の方はお持ち帰りいただいて大丈夫です。
ぜひお家でも和蝋燭の灯りを楽しんでください。
集めたくなっちゃう!『絵ならべろうそく』
また、最近はこちらの「絵ならべろうそく」もおすすめとのこと。
春夏秋冬の4種類があり、それぞれ7本セットになっています。
全てを並べると大きな一つの風景が出来上がります。
1本ずつ使っても、7本並べて飾っておいても可愛い!
福井市内にお店があるので、お土産にもおすすめです。
取り扱っているのは福井市の『小大黒屋』
今回お話を伺った小大黒屋さんは、福井市の2ヶ所にお店を構え、和ろうそく・薫香等の製造、販売をしています。
創業から150年以上経つ老舗で、福井県にある曹洞宗の大本山・永平寺をはじめ、多くの寺院の御用達となっています。
福井市中心部にある本店は、お店に入ると目の前に大きな大黒天が!
小大黒屋のロゴにも大黒天があしらわれているんですよ!
越前和蝋燭はもちろん、
お線香なども販売されています。
そもそも越前和蝋燭とは?
越前和蝋燭は、平成6年10月14日に福井県の郷土工芸品に指定されました。
- ロウの材料が植物
- 芯が和紙
という2つのポイントがあります。
色の違いや作り方もかなり興味深いですよ!
和蝋燭の特徴や歴史はこちら>>郷土工芸品『越前和蝋燭』とは?小大黒屋が手がけるおしゃれ和蝋燭も必見!
小大黒屋の基本情報・アクセス・マップ
店名 | 小大黒屋 |
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住所 | 福井県福井市順化2-15-9 |
電話番号 | 0776-22-0986 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
交通アクセス | 福井鉄道福井城址大名町駅から徒歩7分 JR福井駅から徒歩15分 福井ICから車で12分 |
駐車場 | あり |
SNS | instagram https://www.instagram.com/explore/locations/694089/ Twitter @kodaikokuya Facebook @warousoku |
WEBサイト | https://www.rousokuya.com/ |