福井の婚礼の風習『まんじゅうまき』とは?結婚式に「お菓子まき」はいかが?
結婚式の風習って、土地ごとにかなり違いますよね。
よく、名古屋の結婚式は派手、と言いますが、実は福井はそれに並ぶかそれ以上と言われることも。
豪華な嫁入り道具は当たり前。
それをガラス張りのトラックに詰めて見せびらかし、花嫁が新郎の近所を挨拶してまわる…なんてことも、一昔前には行われていたそうです。
流石に最近ではそこまでの派手婚は少なくなりましたが、今でも受け継がれている福井ならではの婚礼の習慣もあるんです。
今回は、福井の風習である結婚式のまんじゅうまきについて紹介します。
福井の婚礼の風習『まんじゅうまき』
県外の方にはあまりなじみのないものかもしれませんが、福井では結構一般的である、結婚式での『まんじゅうまき』。
一体どのようなものなのかご紹介します。
明治時代後期頃から始まった風習
かつては嫁入り当日に、新婦を一目見ようと集まった近所や親戚の人たちに向けて、新郎のお家でまんじゅうまき(餅まきや、手渡すこともあった)を行う、というのが風習として行われていました。
始まったのは明治時代後期頃。
最初は福井市や旧坂井郡の都市部で行われていましたが、その後他の地域に広がったそうです。
なぜまんじゅうなのかというと、「万寿」とも書くため、縁起がいいから。
現在は式場でお菓子をまくカップルが多い!
10〜20年ほど前からは自宅で行うことも少なくなりましたが、現在でも式場でお菓子まきをするカップルは結構多いんです。
私も、結婚式ではお菓子まきをしました!
半分以上が県外からのお客さんだったので、どんな反応をされるがドキドキしていましたが、大人も子供も必死でお菓子をキャッチしてくれて、かなり盛り上がりました!
福井県内には、お菓子まき専用のスペースを設けている式場もあるので、結婚式の予定がある方はぜひチャレンジしてみては?
福井の婚礼の風習は他にも色々!
その他、『イッショウミズ』(花嫁が嫁ぎ先の玄関で一升桝に入った水を飲む)という儀式など、福井の婚礼の風習は他にもいくつかあります。
調べてみると、福井の結婚式についてまとめられた記事がたくさんありました!
こちらも併せて読んでみてください。
愛知県名古屋の上を行く!? 福井県に根強く伝わるド派手結婚式とは?|マイナビニュース
ちなみに…【お菓子まきには福井名物を使いました!】
ちなみに私の結婚式では、うまい棒やポテトチップスなどの定番お菓子以外にも、福井名物のお菓子をいくつかチョイスしました!
羽二重餅
福井県は繊維産業が盛んな土地。
最盛期は羽二重王国や人絹(じんけん)王国とも呼ばれていました。
中でも有名なのが、明治20年頃から始まった羽二重織り。
柔らかく光沢のある織物で、和服の裏地としては最高級と言われています。
そんな羽二重の柔らかさを表現した羽二重餅は、福井のお土産の定番です!
価格:3,000円 |
五月ヶ瀬
地元でもファンの多い定番のお菓子。
落花生がたっぷり入った薄い甘めのおせんべいです。
お茶と一緒に食べると止まらない!?
価格:1,728円 |
眼鏡堅麵麭
福井県(鯖江市周辺)は、メガネフレームの産地として有名。
その国内シェアはなんと96%!
鯖江市にあるパン屋さん『ヨーロッパン キムラヤ』には、戦争中、初代店主が鯖江の陸軍のためにつくっていたものを、材料も製法もそのままに復元した『軍隊堅麵麭(ぐんたいかたぱん)』という商品があります。
そのメガネバージョンで、お土産人気も高いのが眼鏡堅麵麭(めがねかたぱん)なんです。
とにかくかたいんですが、そのかたさが癖に…。
軍隊堅麵麭・眼鏡堅麵麭の詳細はこちら>>ヨーロッパンキムラヤの絶対食べたい絶品パン&お菓子4選
眼鏡堅麺麭(3個入)眼鏡枠の生産は95%のシェアーが福井県鯖江市です【福井 福井県 お土産】 価格:497円 |