不思議な地名がたくさん!?福井県内の気になる&難読地名9選

不思議な地名がたくさん!?福井県内の気になる&難読地名9選

読めない地名は全国各地にたくさんありますが、福井県にももちろん変わった地名、難読地名がたくさんあります。
今回は、そんな福井県の気になる地名をご紹介します。

越前花堂

dear fukui ディア 福井 ふくい 越前花堂

北陸本線に乗ると、福井駅の隣の駅は「越前花堂駅」となります。
これ、普通は「えちぜんはなどう」って読みたくなりますよね。
でも実はこの駅、読み方は「えちぜんはなんどう」なんです!
「ん」ってなんだ!

この謎の「ん」は訛りなのかなんなのか、由来を調べると…
昔、この地域は罪人の首切り場があって、供養のための花のお堂から花堂という地名になったと言われているそうです。

…ということはわかりましたが、どうして「はなんどう」なのかは、地元の方にも聞いても知らないと言われてしまいました。

ちなみに、越前花堂駅は越美北線(越前花堂駅〜大野市の九頭竜湖駅、九頭竜線と呼ぶことが多い)の起点となりますが、越美北線には、「越前」のつく駅が他に8駅あるのに対し、福井県内の北陸本線の駅には「越前」のつく駅は越前花堂駅しかないんだとか。
そんなことしかわかりませんでした…。

開発

研究都市みたいなかっこいいイメージの「開発」という地名。
これは福井市内にある地名ですが、「かいはつ」とは読まず、「かいほつ」と読みます。

福井市の地名は難読すぎますね…。

この地名の由来は、原野や湿地帯などを新田開発したことから。
実は「開発」は古来は「かいほつ」と読み、仏性を獲得することを意味している仏教用語なんだとか。
古来からの読みが残っていて、そのまま「かいほつ」となったのでしょうか。
また、富山県富山市にも同じ「かいほつ」町があったり、かいほつさんという苗字の方もいらっしゃるようです。

一光

002934602-1_im 出典:いつもNAVI

福井市の西部にある町名です。
どう考えても「いっこう」にしか読めないんですが、読み方はなんと「いかり」。

もともとは「怒」で、切り立った山などの稜線を意味しているそうです。
名前の通り、かなり山深いところというか、地図で見る限りは本物の山奥のようです。

県庁所在地といえども、こんなに山があるんですね…。
町内には五太子の滝という迫力ある滝もあるんです。
マイナスイオンの補給ができそうですね!

和布

福井市の南西で、一光のさらに向こう側にある鷹巣海水浴場近くの海沿いの町です。
通常だとわかめと読みますが、福井では「めら」と読むそうです。
全く読めませんよね。

天下

福井の南西にある町で、山の麓から少し上にかけて広がっている町で、越前花堂駅のちょうど西側にあります。

こちらは「てが」と読むそうで、由来は全くわかりません。
これを調べると、福井の天下一品の情報ばっかり出て来るんです!

愛発

6-7 出典:国土交通省公式サイト

こちらは福井県敦賀市の南東部にあります。
歴史に詳しい人ならわかってしまうかも。

福井市内の開発町は「かいほつ」と読むので、これはは「あいほつ」でしょ!
と思ったら、正しくは「あらち」だそうです。

関東、関西と現在では普通に言いますが、もともとは関の東、関の西、つまり、関所の西側、東側という意味だったとか。
そして、その東西を分ける関所は1つではなく、伊勢鈴鹿、美濃不破、越前愛発(えちぜんあらち)の3つで、この3つを結んだ線によって東西が分かれていたそうです。

愛発という地名は昔から人々の関心を集めていたようで、幾つかの逸話が残っていますが、有名なものが加賀國の白山姫伝説。

白山姫は志賀の唐崎明神の子を宿し、出産のため故郷の加賀國へ帰る途中、愛発山で産気づき出産、お産のあら血を流しました。
出典:上方学 知ってはりますか、上方の歴史とパワー

このことからあらち山と名付けられ、愛発関となったとか。

また、「義経記」の「愛発山のこと」においては、弁慶が義経にこの伝説を披露する場面も描かれています。
昔は有乳、荒乳などさまざまな字が当てられていたそうですが、713(和銅6)年、字の意味が良い「愛発」が選ばれました。

塩坂越

地名 出典:Google map

こちらは若狭のほぼ南端にある町名です。
由来は若狭湾の塩を背負い、坂を越えていたことからで、もともとは漢字の通り「しおさかごえ」と呼んでいたようですが、徐々になまっていって、「しゃくし」に変化したようです。

…なまりすぎでしょ笑

無悪

こちらは若狭町にある町名。
「むあく」以外の読み方が思いつきませんが、「さかなし」と読むそうです。

由来はこちら。

平安時代の歌人、小野篁(たかむら)に由来するのが有力。
嵯峨天皇の怒りを買い、隠岐へ流罪となった小野篁は、隠岐から帰郷中に暴風に遭って小浜に漂着。そこから三年間、無悪で過ごした。
地元の人から愛され人望があった小野篁は、当時嵯峨天皇が在位していなかったら無罪だったろうという意味で、この地が「さかなし」と名付けられたらしい。
出典:中日新聞

最後の3つ、愛発、塩坂越、無悪は全て福井県の嶺南地方にある地名なんですが、小浜市にある若狭湾観光連盟では「若狭路難読地名番付」をつくっていて、愛発は張出横綱、塩坂越、無悪はともに東西の横綱に選ばれています。

PK2014102702100133_size0 出典:中日新聞

最近では難読地名を逆手にとって町おこしをしている地域も多いので、他にもまだまだある福井の難読地名で盛り上がりが広がると面白そうですね。

さらに、番外編として、以前話題になった地名も…。

五郎丸

ちょっと旬は過ぎてしまいましたが、以前話題になった五郎丸という地名は、福井県鯖江市にもあるんです。

五郎丸という地名の由来についてですが、「丸」というのは開拓地を表していたそうなんです。
つまり、次郎さんが開拓した土地は次郎丸、五郎さんが開拓した土地は五郎丸となります。

実は、鯖江市のお隣、福井県越前市には四郎丸という地名があり、さらに逆隣の福井市には三郎丸、あわら市には次郎丸、坂井市には太郎丸があるんです。
残念ながら一郎丸は福井県内にはないですが、面白いですよね。

福井旅行の際に、難読地名をさらっと読めたらかっこいいかも!?
ぜひ予習をしてから福井県に行ってみてください!

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