東京で消耗したくなくなったかも。 鯖江・若者×いなか超会議がめちゃくちゃ面白かった件。

東京で消耗したくなくなったかも。 鯖江・若者×いなか超会議がめちゃくちゃ面白かった件。

鯖江市の河和田地区で行われた「鯖江・若者×いなか超会議」。日本を代表する有名ブロガー・イケダハヤトさんと個性あふれるメンバーによる「若者を元気にするいなか」についてのトークセッションの様子についてレポートします。あまりにも楽しいイベントだったので長々書きすぎて、読み終わった時には消耗しているかもしれません、すみません!

ここでやるの!?鯖江・若者×鯖江・若者×いなか超会議

鯖江市の河和田地区で行われた鯖江・若者×いなか超会議。当日は、河和田「くらしの祭典」が行われていたので、そちらも楽しんでから参加しました。

dear ディア ふくい 福井 fukui 超会議

河和田地区とはどういうところなのかというと、鯖江の市街地からは少し遠く、山々に囲まれた人口4000人ほどの集落です。古くから越前漆器などの産業が盛んで、現在でもメガネ工房や漆器店などが多く立ち並び、鯖江を、福井を代表するものづくりの地となっています。

そんな特徴を最大限に生かした「くらしの祭典」は、漆器が売られていたり、地元の名物料理が食べられたりと、まさに河和田の人々の暮らしぶりがわかる素敵なイベントで、多くの人が訪れていました。

「くらしの祭典」をちょっぴり楽しんだ後に向かった先は、河和田コミュニティーセンター。ここでやるの?ってくらい普通のコミュニティセンターでした。が、エレベーターがとっても素敵!これ、本物の漆塗りのエレベーターなんです。

dear ディア ふくい 福井 fukui 超会議

ちょっとしたところに河和田らしさを感じられるところが嬉しいですね。地域のコミュニティーセンターなのでなかなか訪れる機会はありませんが、行く機会のある方はエレベーターに注目です!

当日はあいにくの雨でしたが、超会議にはこんなにたくさんの方が集まっていました。総勢120名ほどが集まったそうです。

dear ディア ふくい 福井 fukui 超会議

今回の超会議をプロデュースした、JK課プロデューサーとしても知られる若新雄純さんは「お金のかかった箱物って必要なの?」とよくおっしゃっていますが、中身さえ魅力的なら、こんなにもたくさんの人が集まってくれるということがちゃんとわかりました。

超会議のメインは豪華すぎ!ついに鯖江にイケダハヤトさんが!

dear ディア ふくい 福井 fukui 超会議

今回の豪華ゲストは「まだ東京で消耗してるの?」で有名な、プロブロガーのイケダハヤトさん。

1986年神奈川県生まれ。
2009年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、半導体メーカー大手に就職。11ヶ月でベンチャー企業に転職。
ソーシャルメディア活用のコンサルタントとして大企業のウェブマーケティングをサポートし、社会人3年目に独立。
現在は高知県に移住し、主にプロブロガーとして活動中。
著書に「年収150万円で僕らは自由に生きていく(星海社新書)」「武器としての書く技術(中経出版)」「新世代努力論(朝日新聞出版)」などがある。

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超会議の概要はイケハヤさんがtwitterにもアップしてくれていました。
こんな感じ…

イケハヤさんが高知に移住したことで高知に注目する人も増えていますが、イケハヤさんが高知に移住したのは、高知を盛り上げるためではありません。むしろ高知に住んでから仕事がよりうまくいくようになるなど、自分がいなかによって活性化されたと話していました。

最初にイケハヤさんから、今回のテーマである
×「いなかを元気にする若者」

◯「若者を元気にするいなか」
についての講演がありました。

イケハヤさんが考える「若者が活性化されるいなか」の7つの条件を話してくれました。イケハヤさんのブログに当日使ったスライドがアップされているので、見てみてください。

個人的には、一つ目に紹介された「いい感じに衰退してる」というキーワードに共感しました。例えば福井で過ごしていると、「福井は何もない」という言葉をよく聞きます。しかし、何もないからこそ新しいものが作りやすいというメリットも絶対にあるはずです。「何もない」とか、「衰退している」と感じたなら、それを逆手に取る発想は大事だと思います。

内容盛りだくさんの超会議!トークセッションもアツい!

dear ディア ふくい 福井 fukui 超会議

イケハヤさんの講演後は、鯖江市内の様々な立場の人によるトークセッションが行われました。メンバーはこちら。

新山直広

新山直広氏

TSUGI代表、デザインディレクター。
大阪府出身。河和田アートキャンプをきっかけに鯖江市に移住し、産地に寄り添うデザイン会社を起業。

森一貴

森一貴氏

教育プロジェクト「CUE」代表。
山形県出身。東大卒・元コンサルタント。鯖江市体験移住事業「ゆるい移住」に参加し、鯖江市を拠点に活動中。
田中碧

田中碧氏

鯖江市役所JK課OG、一般社団法人ゆるパブリック理事長。
福井県永平寺町出身。福井工業高等専門学校在学中。
中本邦子

中本邦子氏

鯖江市役所JK課OG、一般社団法人ゆるパブリックメンバー。
福井県坂井市出身。福井工業高等専門学校在学中。
若新雄純

若新雄純氏

鯖江市役所JK課プロデューサー、鯖江市体験移住事業「ゆるい移住」コーディネーター。
福井県若狭町出身。慶應義塾大学特任講師。

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盛りだくさんのトークセッションでしたが、その中でも気になったワードを幾つか挙げてみたいと思います。

東京はスタンプラリー

「福井には何もない」、「東京にはなんでもある」と言う人がよくいます。しかし、都会には本当になんでもあるのでしょうか。

確かに、新しいカフェができても、ショッピングセンターができても、名前が違うだけでだいたい中身は同じようなものであることが多いかもしれません。

それに対してみどりん(田中さん)は、「いなかは作る余地があってワクワクする」とも言っていました。「何もないなら作ってみたらいい」、「作っていいよ」な雰囲気が出ているのが、若者が元気になるいなかの条件なのかもしれません。

ゆるい移住のゴールはなんだったの?

私も森さんも参加していた鯖江市の体験移住事業「ゆるい移住」。半年間家賃無料でとりあえず住んでみよう!という、もともとゴールを定めないプロジェクトでしたが、ゴールがなんだったのか気になる人は多かったようです。

私たち参加者は、こんな風に受け入れてくれる地盤がある鯖江にものすごく愛着を持ったし、その中で資本主義からの脱却とか、田舎とは?移住とは?地域活性とは?モラトリアムとは?… 数え切れないくらいの命題について考えることができました。まだ答えは出ていませんが。

ただ、このプロジェクトによって、「わけのわからないよそ者を受け入れる準備みたいなものができた」と言う方もいます。そして私たちも、「鯖江に移住するのはとってもいいよ!」と色々な人に言えるようになりました。

こんな風にゆるく移住できる地盤がいろいろなまちにあると、「移住=定住」ではなく、「数多くの拠点の一つ」と考えることができるようになって、地方同士の人の取り合いが起こりづらくなるのではとも思います。人間が気ままに循環できるような地域づくり、みたいな。

いなかのキーパーソンと移住者の関係…

いなかに移住したいと思っても、近所づきあいをはじめとした人間関係が難しそうというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。話題は、いなかには必ずキーパーソンがいるというお話へ。

移住者をたくさん呼びたい一方で、いざその人が目立つと足を引っ張ってくるのでは?と懸念している人も多いよう。最初からお互いを上手に使い合うという意識で生活すれば、そんなすれ違いも起こらないのでは?というお話でした。

私は鯖江にたくさんのものをもらったので、今は鯖江にいくらでも利用されたいと思っています。だって頼られるのって、ちょっと気持ちよくないですか?

田舎はベンチャー企業

超会議中は、来場者がスマホなどからコメントを投稿することができ、リアルタイムで会場前方に表示されました。その中には、「パネラーは特殊な人たち」、「普通の人が田舎に移住するにはどうすればいいの?」「なかなかできることじゃない」という声がかなり上がっていましたが、この意見に関するパネラーの総意は、「それはその通りで、移住するのは無理!」ということ。

というとイケハヤさんの「まだ東京で消耗してるの?」という言葉は矛盾してしまうと感じますが、東京で消耗してくれる人がいなければ日本は成り立たないし、みんながみんな地方に移住することがいいことではないと思います。都会には都会の良さ、いなかにはいなかの良さがあるので、あまり深く考えずに、住みたいところに住んだらいいのではないでしょうか。

そして「まずは、地方に行っても生きていける人が移住してみる。その人たちが移住しやすい地域を作れば、どんどんいろんな人が移住できるようになる。」と新山さんもおっしゃっていました。


つまり、人が人を呼ぶということですね。人が呼んだ人は地域に根付きやすいし、人のフィルターがかかっているので、面白い人が集まりやすい。イケハヤさんは、自分が住んでいる場所を「バカを呼びまくってバカだらけにしたい」と基調講演でおっしゃっていました。

田舎はベンチャーだ!の話に関してはイケハヤさんもブログで取り上げているので、ぜひ読んでみてください。

チラ見せ。超会議の夜…

夜は、同日開催されていた「地方創生実践塾」の懇親会に参加しました。これは、全国の行政職員が移住政策や地域活性について鯖江市の先進事例から学ぶという会で、地域について深く考えているたくさんの方とお話することができました。

豊橋市議会議員の長坂なおとさんもいらっしゃっていました。

dear ディア ふくい 福井 fukui 超会議豊橋市といえば、改名申し入れなどで話題になったJK広報室があるまちです。鯖江モデルの横展開を推進したい鯖江市ですが、JK課に関しては豊橋市が初めてそれをやってくれたので、JK課つながりで豊橋市に興味を持っている鯖江の関係者も多かったようです。

当日、会場をウロウロしていたJK10年生くらいの私をJK課メンバーだと思ってお声がけくださった方がたくさんいましたが(ありがとうございます!!!笑)、「JK課のようなものをやりたいのだけど、どうしたら学生さんが集まってくれる?」といった質問がかなり多かったです。

その時に私が感じたことは、若新流JK課的に考えると、「人を集めよう!」という大人主導の考え方がそもそも間違っていて、大事なのは、その日その場所に来てくれたJKのことを考えることだと思います。鯖江市役所JK課では、大人が「何人集めたい!」とか「大勢集めてこんな活動がしたい!」と言うことはなくて、「今日は何人集まったからこれやってみようか」、「今日は一人しか集まらなかったけど、来てくれてありがとう、まあお菓子でも食べて雑談しますか」という会話が日常茶飯事なんだとか。

そうなると「いつもいかなきゃいけない」とか「なんで私っばっかり大変なことやらされて、みんなは参加してくれないの?」みたいな不満も生まれづらいですよね。

「JK」という名前を使ってその自治体独自の団体を作るのは素晴らしいことだと思いますが、多感で気まぐれで反抗期なJKたちが、「めんどくさいときもあるけど、行くと面白いよねー。」なんて思ってくれるような、大人の都合は全く無視した集団であってほしいなと思いました。

そして、イケハヤさんとは「鴛鴦」を飲みました。
dear ディア ふくい 福井 fukui 超会議

この「鴛鴦」は、河和田で作られた酒米を使ったお酒です。福井豪雨の復興支援活動をきっかけに今でも毎年開催されている「河和田アートキャンプ」での河和田地酒プロジェクトによって生まれた鴛鴦。アートキャンプの学生と地域住民のコラボがこうして形になっているのは素敵ですね。

最後に今回の講師陣の皆さんと記念撮影。

dear ディア ふくい 福井 fukui 超会議すごくかいつまんで書いてしまったので、イケハヤさんのブログなどもぜひ読んでいただきたいのですが、こうやって何か一つの物事を通して、「鯖江に興味がある」人が一ヶ所に集まること自体がとても素敵で貴重だなと思いました。

あのイケダハヤトが福井に!「鯖江・若者×いなか超会議」開催決定!

記事の内容は取材時点でのものです。
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