勝山市に移住した私が教える!住宅費を最大200万お得にする方法とは?【ふるさと回帰支援センターで教えてもらいました!】

2015年9月から毎月欠かすことなく東京と福井を行き来し続けてきましたが、先日、やっと福井県民になることができました!
移住するとなると、まずは住む場所を探すところから始まりますが、移住者って色々お得な補助が受けられるのでは?と思い、福井県(主に勝山市)に住むならどんな住宅費補助が受けられるのか調べてみましたが、よくわからないのでプロに聞いてきました!
ふるさと回帰支援センターへ!
まずは、福井県(主に勝山市)に住むならどんな住宅費補助が受けられるのか調べてみました。
「移住促進家賃助成事業」など、それらしきページがたくさん出てきたのですが、読んでもよくわからないし、取りこぼしがないかも不安…。
そこで、最もお得になるのはどの方法なのか、プロに聞いてみました!
やってきたのは、東京・有楽町にあるふるさと回帰支援センター。
ここには全国各地のブースがあり、移住・就職情報を得たり、移住相談員に直接相談をしたりすることができます。移住関連イベントも頻繁に開催されています。
福井県ブースを訪ねると、移住相談員の小野寺さんが出迎えてくださいました。
小野寺さんは残念ながら3月末でご退職されてしまいましたが、親身になってくださる相談員の方が他にもいらっしゃるので、気軽に足を運んでみてください。(相談は事前に予約しておくことをおすすめします。事前予約はこちら)
早速、勝山市に移住するならどんな補助が受けられるかを聞いてみました。(【】内は支援を行っている自治体名です)
一戸建てを新築するなら
【福井県】県産材を活用したふくいの住まい支援事業(新築)
住宅部分の床面積が100㎡以上で、県産材を60%以上かつ県産柱材を30本以上使用する住宅を新築する際に使える補助金です。
基本的な補助は30〜50万円ですが、越前瓦や越前和紙を使用するとそれぞれ最大10万円まで補助が出るので、合計で最大70万円の補助を受けることができます。
県産材を活用したふくいの住まい支援事業(住宅の新築への補助金制度)|福井県>>
【勝山市】勝山市定住化促進事業
年齢やこれまでの住所地に制限がありますが、新築(市内業者から取得)の場合、50〜100万円の補助を受けることができます。
「定住化促進事業」概要(勝山市定住化促進事業及び勝山市U・Iターン者・子育て世帯空き家住まい支援事業|勝山市)>>
中古住宅を購入するなら
【福井県】県産材を活用したふくいの住まい支援事業(リフォーム)
リフォームの際に県産材を使うことでも、補助が受けられる場合があります。
基本的な補助は最大15万円ですが、越前瓦や越前和紙を使用するとそれぞれ最大10万円まで補助が出るので、合計で最大35万円の補助を受けることができます。
県産材を活用したふくいの住まい支援事業(リフォーム)|福井県>>
【勝山市】勝山市定住化促進事業
こちらも新築取得の補助金と同様に年齢やこれまでの住所地に制限がありますが、中古住宅取得や同時にリフォームする場合、最大で100万円の補助が受けられます。
「定住化促進事業」概要(勝山市定住化促進事業及び勝山市U・Iターン者・子育て世帯空き家住まい支援事業|勝山市)>>
【勝山市】U・Iターン者・子育て世帯空き家住まい支援事業
こちらもこれまでの住所地に制限があり、さらに子育て世帯である必要がありますが、勝山市空き家情報バンクに登録されている中古住宅を取得する場合、最大で50万円の補助が受けられます。また、同時にリフォームする場合も最大50万円の補助が受けられるので、合計で最大100万円の補助が受けられます。
「U・Iターン者・子育て世帯空き家住まい支援事業」概要(勝山市定住化促進事業及び勝山市U・Iターン者・子育て世帯空き家住まい支援事業|勝山市)>>
その他勝山市では
- 耐震化の支援(木造住宅耐震診断等促進事業)
- 耐震改修工事の補助(木造住宅耐震改修促進事業)
- 屋根の融雪設備設置の補助(屋根融雪設備設置促進事業)
- アスベスト調査の実施に関する相談(吹付けアスベスト調査事業)
- 景観に配慮したリフォーム等への補助(歴史的まちなみ景観創出事業)
など、住宅に関連するさまざまな補助があるので、チェックしてみてください。
また、いきなり一戸建てに住むのはちょっと気がひけるので、まず賃貸に住んでから一戸建てへの引越しを検討する、という方も多いかもしれません。しかし、U・Iターン者関連の補助は「移住してから◯ヶ月」など、条件付きであるものも多いです。
そのため、最終的に一戸建てに住もうと考えていて、補助金申請も検討している場合は期限に注意しましょう。
賃貸に住むなら
【勝山市】移住促進家賃助成事業
勝山市の賃貸住宅に住む場合、諸条件をクリアすれば、月額最大1万円の補助を受けることができます。最大2年間補助が受けられるので、最大24万円の補助が受けられます。
さらに、子育て世帯と45歳以下の認定新規就農者にはそれぞれ月額1万円が加算されるので、全て合わせれば2年間合計で最大72万円の補助が受けられるということ。
詳しくは移住促進家賃助成事業|勝山市>>
実際にこの補助を受けましたが、賃貸契約書などの書類を持って市役所に行き、必要書類に記入するだけだったので、手続きはとても簡単でした。
ただし、半年に1度自分から請求する必要があるので、ちょっとだけ面倒さは感じています。また、5年以内に市外に転居する場合は補助金の返金が必要なので、計画的に申請するといいと思います!
住宅資金の融資補助
さらに、新築、中古購入、リフォームなどでローンを組む場合に、利子補給を受けられる制度もあります。
引っ越しや新生活準備もお得に
県外からのU・Iターン者は、お家の取得だけでなく、引っ越しや新生活の準備でもお得な割引が受けられることがあるんです。お引っ越し前にしっかりチェックしておきましょう。
【勝山市】移住促進引越費用補助金
「勝山市定住化促進事業における住宅取得に係る助成金」、「勝山市U・Iターン者・子育て世帯空き家住まい支援事業補助金」(U・Iターン者に限る)、「勝山市移住促進家賃助成事業補助金」のどれかの補助を受けた人は、さらに引越し費用の補助も受けることができます。
実費の3分の2で上限10万円なので、例えば引越しに15万円かかった場合は10万円の補助を受けることができ、自己負担が5万円にまで軽減されます。引越し費用の持ち出しがかなり少なくなるので、絶対に申請すべきおすすめ補助金です!
【民間】ふくい移住サポーター企業の割引・特典
出典:ふくい移住ナビ
そのほか、ふくい移住サポーター企業を使うと、物件探し、引っ越し、車の購入など、新生活の際に必要なサービスで割引、特典が受けられる制度もあります。
例えば不動産仲介手数料無料や引っ越し料金が25%割引などの特典があるので、知らないと損!不動産の紹介だけでなく、地域に早くとけ込めるように、生活のサポートをしてくれる不動産屋さんまであるんだとか。
ただし、このサービスを受けるには、利用者カードの提示が必要となります。福井Uターンセンター福井オフィスに連絡するか、ふるさと回帰支援センターでの相談の際に手続きができるので、移住を検討している方は早めの手続きをおすすめします!
民間事業者の方と連携し、福井へのUIターンを応援する割引・特典サービスを開始しました。|ふくい移住ナビ>>
住宅費を最大200万お得にする方法とは?
最後に、住宅費を最大200万お得にする方法をおさらいします。
活用するのは、勝山市の「勝山市定住化促進事業」の補助金。
200万お得にするための条件
200万円の助成を受けるので、条件はかなり厳しいです。以下に全て当てはまるかチェックしてみてください!
申請者の状況について
- 定住(助成金をもらってから10年以上住む)の意思がある
- 税金の納付をきちんとしている
- 県外からの転入者である(転入前3年間以上住民登録されていない、転入して2年以内、完了実績報告時までに転入する)、または子育て世帯である
住宅について
- 取得する住宅は空き家情報バンクの登録物件である
- 親族以外から取得する住宅である(親族=申請者の三親等以内)
- 台所、トイレ、浴室設備がある
- 取得する住宅は申請年度の募集開始以降の契約である
- 申請者が取得した住宅の所有権が1/2以上
- 申請家屋単独で保存登記可能
リフォームについて
- 市内業者でリフォームする(住宅取得時期に増築、改築、改装、修繕などをする)
- 申請年度の募集開始以降の契約である
ここまでで、一応対象にはなっていますが、実はまだハードルが…
上限について
- 住宅取得費の2/10、上限100万円
- リフォーム工事費の2/10、上限100万円
最後のハードルは助成金の「上限」です。住宅取得費、リフォーム工事人もに2/10または100万円が上限となっています。つまり、
住宅取得費、リフォーム工事費ともにそれぞれ500万円以上でないと、200万円の補助は受けられません。
例えば
- 住宅取得費が1000万円
- リフォーム工事費が300万円
の場合は、
- 1000×2/10=200→しかし、上限は100万
- 300×2/10=60
となり、合計160万となります。
詳しくはこちら!「定住化促進事業」概要(勝山市定住化促進事業及び勝山市U・Iターン者・子育て世帯空き家住まい支援事業|勝山市)>>
勝山市への移住なら「住宅取得の補助判定フロー」で一発でわかる!
勝山市への移住をお考えなら、「住宅取得の補助判定フロー」があるので、YES・NOで答えていけば、自分がどの補助の対象になっているかが一目瞭然で便利です!
最後に…
どのような補助が受けられるか調べ始めたのが3月末だったのですが、その時にはすでに助成金を受け取る条件となる工事完了期限を過ぎていたり、次年度の情報は出ていなかったり、特に3〜4月は新しい情報に切り替わるまでの空白期間があることが多いようです。
そんな時は、ふるさと回帰支援センターに相談すると、各自治体に直接問い合わせて最新の情報を得ることができるそうなので、迷ったら相談に行ってみましょう!
その他、住宅関連の補助・融資制度は、おおよそ以下のページにまとまっているのでチェックしてみてください。
県・各市町の空き家に関する支援制度|ふくい空き家情報バンク>>
移住者だけでなく、すでに居住している地元の方も受けられる補助があるので、リフォームや耐震改修工事、融雪設備設置などの際はチェックしてみてください。
ふるさと回帰支援センターの基本情報・アクセス・マップ
名称 | ふるさと回帰支援センター |
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住所 | 東京都千代田区有楽町2-2-10-1東京交通会館8F |
電話番号 | 03-6274-4401 |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
定休日 | 月曜日・祝日 |
アクセス | JR山手線・京浜東北線 有楽町駅 京橋口・中央口(銀座側)から徒歩1分 |
駐車場 | B2・B3F 180台(うち障害者用4台) 詳しくはこちら→http://www.kotsukaikan.co.jp/access/ |
WEBサイト | http://www.furusatokaiki.net/ |