【連載 福井県の伝統工芸品と暮らす】照明や家具・調理器具など暮らしを伝統工芸品で彩ってみました!【体験情報あり】

【連載 福井県の伝統工芸品と暮らす】照明や家具・調理器具など暮らしを伝統工芸品で彩ってみました!【体験情報あり】

福井県には経済産業大臣指定の伝統工芸品が7品目あります。

伝統工芸品とは、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」で定められているものです。

  • 主として日常生活で使われるもの
  • 製造過程の主要部分が手作り
  • 伝統的技術または技法によって製造
  • 伝統的に使用されてきた原材料
  • 一定の地域で産地を形成(一定の地域で、ある程度の規模の製造者があり、地域産業として成立している)

伝統工芸品の指定を受けられるのは、この5つの要件が必要であると法律で規定されています。

さらに、

  • 「伝統的」=100年間以上の継続
  • 「ある程度の規模の製造者」=10企業以上または30人以上が想定されている

という定量的な決まりもあります。これだけでも、伝統工芸品というものがどれだけ価値のあるものなのかわかりますよね。

福井県では越前漆器、越前和紙、若狭めのう細工 、若狭塗、 越前打刃物、越前焼、越前箪笥の7品目が伝統工芸品に指定されています。

「伝統工芸品」がどういうものなのか全く知らなかった頃の私は、その言葉を聞いて、「芸術品」のようなイメージを持っていました。もちろんそういった側面もありますが、「主として日常生活で使われるもの」という定義があるように、実は、暮らしに取り入れられるものがたくさんある…というか、普段の暮らしにこそ取り入れるべきものなんだ、と今では思っています。

最近では伝統工芸の技術を使ったスマホケースやアクセサリーなど、おしゃれな小物などもたくさん販売されており、伝統工芸品を身近に感じることも多くなりました。

そこで、せっかくなら自宅を福井県の伝統工芸品でいっぱいにしてしまおう!題して「福井県の伝統工芸品と暮らす」、というテーマの元、できる限り暮らしに伝統工芸品を取り入れることにしました。

工房によっては工場見学や手作り体験をさせていただけたところもあったので、詳細はそれぞれの記事でご覧ください。

越前和紙の間接照明で照らす

福井越前和紙長田製紙所間接照明

部屋の雰囲気を大きく変える大事なポイントである間接照明は、越前和紙を使ったものを置いてみました。

明かりを消すとよくわかりますが、外側は全て和紙でできています。

福井越前和紙長田製紙所間接照明

このおしゃれな間接照明を作ってくれたのは、越前市にある「長田製紙所」さん。

越前和紙の象徴でもある襖紙を手漉きしている数少ない会社であり、襖を含むインテリア和紙を中心に手がけています。

美しい模様は、「飛龍」という絵柄を漉き込む技法を用いて手で作っています。

福井越前和紙長田製紙所間接照明

和紙の原料に、トロロアオイという植物の根っこから抽出した粘液を独自の方法で混ぜ合わせ、粘度を高めてこのように絞っているそうです。

デザインや大きさによっては、紙の部分をつくるだけで8時間もの時間がかかるんだとか。

もはやアートと呼べる作品が自宅にやってきたことが本当に嬉しいです!

福井越前和紙長田製紙所間接照明

間接照明や長田製紙所の詳細はこちら↓

職人さん手作りの越前和紙間接照明♡柔らかい光がリビングに広がります

間接照明を作ってくれた長田製紙所の詳細はこちら↓

長田製紙所で揉み和紙アクセサリー作り!RENEWで職人の日常にお邪魔しました【越前市】

名称 (株)長田製紙所
住所 福井県越前市大滝町29-39
電話番号 0778-42-0051
長田製紙所蔵開き&記憶の家オープン日 不定期(詳細はホームページなどでお知らせしています)
交通アクセス 武生駅から車で20分
武生ICから車で7分
駐車場 3台(記憶の家横の神宮堂前)
WEBサイト https://osada-washi.jp/

こちらは長田製紙所さんではありませんが、実は私、婚姻届も自分で漉いた越前和紙を提出しました!↓

デザインを選ぶのは当たり前!婚姻届は紙から作りませんか?【越前和紙の手作りオリジナル婚姻届】

越前箪笥風のテーブルでくつろぐ

現在製作中!
途中経過はたま〜にDearふくいのFacebookTwitterなどで紹介しています。
完成をお楽しみに!

越前打刃物の手作り包丁で料理する

福井伝統工芸品越前打刃物龍泉刃物

刃物産地としては初めて伝統工芸品に指定された、越前市の「越前打刃物」。

1337年(南北朝時代)に、京都の刀匠・千代鶴国安が刀剣制作に適した地を求めてこの地を訪れたことをきっかけに、周辺の農民のための鎌づくりが始まり、やがて包丁などの刃物づくりの地へと変化していきました。

火づくり鍛造技術、手仕上げという伝統を今でも守り抜いています。

今回は、4年待ちのステーキナイフが話題を呼んでいたり、5年連続グッドデザイン賞をしたりするなど、伝統を守りながらも新しいものづくりを進めている龍泉刃物さんで、包丁作り体験を行いました。

福井伝統工芸品越前打刃物龍泉刃物

越前打刃物の歴史や特徴、体験の様子、龍泉刃物さんのこだわりなどは以下の記事で詳しく紹介しています。↓

公開をお楽しみに!人気製品は数年待ち!龍泉刃物で越前打刃物の包丁づくり体験

名称 株式会社 龍泉刃物
住所 福井県越前市池ノ上町49-1-5
電話番号 0778-23-3552
営業時間 8:00~17:00
定休日 第2・4土曜、日曜、祝日
交通アクセス 武生ICから車で約10分
王子保駅から徒歩約35分
駐車場 あり
WEBサイト https://ryusen-hamono.com/

越前焼のお茶碗でいただく

現在企画中です。お楽しみに!

越前焼とは?↓

越前焼は工芸品ではなかった?陶芸村にある越前古窯博物館で歴史に迫る!【越前町】

越前漆器でいただく

福井越前漆器土直漆器コップ

福井越前漆器土直漆器箸

毎日の食卓には、結婚祝いにいただいた越前塗りのコップと土直漆器さんのお箸を使っています。

越前漆器は鯖江市の河和田地区で生産される伝統工芸品です。眼鏡、繊維とともに鯖江市の三大地場産業にも数えられています。

その歴史は大和・飛鳥時代にまでさかのぼるほど長きに渡るもの。近くに来た皇子のころの継体天皇が、片山集落(現在の河和田地区にある片山町)の塗師に冠の塗り替えを頼みます。その際、併せて献上された黒漆の椀の光沢の見事さに深く感銘して奨励されたことが、越前漆器の始まりと言われています。

約1500年も続くその伝統は、プラスチック素地の導入やシルクスクリーンによる絵柄の印刷技術なども取り入れながら、時代に合わせて変化しており、現在の業務用漆器の8割のシェアを占めています。

越前漆器の正式な取材を行ったことがないので、今後さらに詳しく記事にできればと思っています。体験や購入なら、鯖江市にあるうるしの里会館がおすすめです!

いかがでしたでしょうか?現代風にアレンジされた意外とリーズナブルなものから、しっかり高級なお値段のものまでさまざまな伝統工芸品があります。伝統工芸品で日常を彩ってみたいという方には、食器などの身近なものから揃えるのがおすすめです。

体験ができる工房もたくさんあるのでチェックしてみてください!

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