【越前市】越前和紙の歴史がすごい!紙漉き体験もできる越前和紙の里に行ってみよう!

【越前市】越前和紙の歴史がすごい!紙漉き体験もできる越前和紙の里に行ってみよう!

福井県はさまざまな産業が盛んで、伝統工芸品も数多くありますが、越前和紙もその一つ。越前和紙の歴史に触れたり、紙漉き体験ができたりする素敵な施設、越前和紙の里に行ってみませんか?越前和紙の里について、詳しく紹介します!

越前和紙って何??

越前和紙の画像

そもそも、越前和紙とはどのようなものなのでしょうか。まずはその歴史や逸話を紹介します。

越前和紙を伝えたのは女神!?

越前和紙の歴史の始まりは、さかのぼること1500年前。越前市岡太(おかもと)地区を流れる川の上流に現れた女神が、村人に紙漉きの技術を教えたことが始まりとされています。

この女神は川上御前として崇められ、岡太神社の祭神となりました。紙の神様を祀っているのは全国でもここだけという珍しい場所なんです。

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歴史的にも重要な役割があった越前和紙

越前和紙は歴史が長いというだけでなく、歴史的に見てもとても重要な存在といえます。

越前和紙は、室町時代から江戸時代にかけて公家や武士階級の公用紙として使われ、全国に広まっていきました。

特に「越前奉書」や「越前鳥の子紙」といった上質な和紙が重用され、なかでも越前奉書は「御上天下一」の印を使用することが許可され、江戸幕府の御用紙として使われていました。

さらに、越前鳥の子紙「紙の王にふさわしい紙」と評されたり、桂離宮のふすま等にも越前和紙が使われたりするなど、さまざまな点から越前和紙の格式の高さが伺えます。

『宣胤(のぶたね)卿記』の長享2年(1488年)の条に「越前打陰」(鳥の子紙の上下に雲の紋様を漉き込んだもので、打雲紙ともいう)、文亀2年(1502年)の条に「越前鳥子」の文字が記されている。「越前鳥子」の文字は他の史料にも多くあり、室町中期には越前の鳥の子が良質なものとして、持てはやされるようになっている。

元来、公式の文書は奉書紙などの楮(こうぞ)紙が用いられ、鳥の子紙が公式文書に使用されることはまれであった。

『雍州府志(ようしゅうふし)』には、「およそ 加賀奉書 越前鳥の子、是を以て紙の最となす」とあり、『和漢三才図絵』には、越前府中の鳥の子は、「紙肌滑らかにして書きやすく、性堅くして久しきに耐え、紙王というべきか」とある。
出典:wikipedia

また、江戸時代には福井藩が越前和紙の産地を支配しており、藩の専売として利益をあげ、技術の保護、生産の指導も行っていました。

越前和紙は日本人にとって身近な和紙

日本で最初の藩札(藩の領内だけで使われていた紙幣)は福井藩札とされていて、これはもちろん越前和紙で製造されており、のちに丸岡藩札(現在の福井県坂井市周辺)も越前和紙で製造されるようになりました。

さらに、明治維新後初めてのお札「太政官札」に使われたのも越前和紙。その後、一旦はドイツ製の紙に変更されましたが、明治8年に大蔵省抄紙局が用紙の独自製造を再開すると、越前和紙の職人が用紙を漉き、技術指導を行いました。

また、現在では当たり前になっている透かし技法を開発したのも越前和紙で、これによって日本の紙幣製造技術が飛躍的に進化しました。昭和15年には大蔵省印刷局抄紙部の出張所が越前和紙の生産が盛んな今立町(現在の越前市)岩本に設置され、百円紙幣、千円紙幣もこの地で製造されました。

このように、越前和紙には奉書紙や紙幣としての歴史と格式があるため、証券や卒業証書などの証書に正式の用紙として使われています。越前和紙は現在でも私たちの生活に深く関わりがあったんですね。

最近では、あのピカソが越前和紙を愛用していた!なんて話も出てきています。日本だけでなく、世界の歴史にも影響を与えていたのかもしれませんね!

ピカソは越前和紙を愛用していた?親交があった藤田嗣治氏が証言|福井新聞

越前和紙の里とは?

越前和紙の里の画像

福井に行くなら越前和紙の歴史や文化に触れてみたいですよね。そんな方におすすめのスポットが、越前和紙の里

越前和紙の里には紙の文化博物館、卯立の工芸館、パピルス館の3つがあり、それぞれで和紙の歴史を知る、紙漉きの実演を見る、体験することができます。

また、和紙の里通りは景色も綺麗なので、お散歩にもぴったりです。

越前和紙の歴史に触れる!「紙の文化博物館」

越前和紙の里の画像

越前和紙の里に着いたら、まずは越前和紙の歴史に触れてみましょう。紙の文化博物館には、越前和紙の長い歴史を感じられる古紙、古文書などの文献といった貴重な資料が展示されています。

他にも越前和紙を使った歴史的作品、日本画などの美術品が多数展示されていて、越前和紙の歴史を学びながら芸術を楽しむこともできます。

  • 越前和紙や美術工芸紙の技法
  • 重要文化財「百萬塔・陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)」から見る1200年前の木工品の手技
  • 100種類1000枚の越前和紙や
  • 一枚の越前和紙で作られた数百羽の「連鶴」

などを楽しむことができ、越前和紙や、産地周辺の歴史の奥深さが感じられます。

名称 紙の文化博物館
住所 福井県越前市新在家町11-12
電話番号 0778-42-0016
メールアドレス museum@echizenwashi.jp
営業時間 9:00〜16:00
定休日 火曜日(祝日営業)・年末年始
入館料 大人200円(団体150円)
小人100円(団体50円)
(卯立の工芸館との共通入館料)
アクセス 武生駅から福鉄バス 南越線「和紙の里行き」または「赤坂行き」で「和紙の里下車」
武生ICから車で約10分
駐車場 あり
WEBサイト http://www.echizenwashi.jp/features/bunka.html

越前和紙の紙漉き実演を見る!「卯立の工芸館」

越前和紙の画像

越前和紙の素晴らしさがわかったところで、越前和紙がどのように作られているのか知りたいですよね。続いては卯立(うだつ)の工芸館で、職人の技を見てみましょう

卯立の工芸館はもともと越前市定友町で紙漉きをしていた、江戸中期の西野平右衛門家を移築・改修したもの。この建物の中で伝統工芸士による紙すきなど、和紙づくりの工程を見ることができます。

紙漉きには昔ながらの道具を使い、乾燥は天日干しで行っています。こういった、和紙が作られる一連の工程を見ることができるのは、全国でもこの越前和紙の里の卯立の館だけなんです。

この紙漉き小屋は、「妻入り卯立」と呼ばれる建築様式で建てられていて、玄関正面に卯立が立ち上げてあるのが特徴です。「うだつが上がらない」という言葉は、この建築様式から来ているんですね。

また、卯立の工芸館では昔ながらの道具、原料を使う伝統的な流し漉き体験講座も行っています。

伝統工芸士が指導してくれる本格な紙漉き体験、楽しそうですね!個人の方は当日受付も行っていますが、事前の予約がおすすめです。

名称 卯立の工芸館
住所 福井県越前市新在家町9-21-2
電話番号 0778-43-7800
メールアドレス udatsu@echizenwashi.jp
営業時間 9:00〜16:00
定休日 火曜日(祝日営業)・年末年始
入館料 大人200円(団体150円)
小人100円(団体50円)
(紙の文化博物館との共通入館料)
(体験料別)
アクセス 武生駅から福鉄バス 南越線「和紙の里行き」または「赤坂行き」で「和紙の里下車」
武生ICから車で約10分
駐車場 あり
WEBサイト http://www.echizenwashi.jp/features/udatsu.html

 越前和紙の紙漉き体験をしよう!「パピルス館」

福井越前和紙オリジナル手作り婚姻届

越前和紙の里のパピルス館でも、コウゾとネリという原料を使った越前和紙の紙漉き体験を楽しむことができます。

まずは原料を木枠にすくって揺すり、水分を落とす作業を3回ほど繰り返します。できたら、用意されたお花や葉っぱを自分の好きなレイアウトで置いていきます。越前和紙の画像そこにもう一度和紙の原料をかけ、色水で最後の色付けをしたら、乾燥させて完成!

出来上がりはこんな感じ。

越前和紙の画像

作れるアイテムははがきや色紙、名刺、コースター、うちわなどさまざま。お土産にもぴったりです。

帰りは越前和紙の里でお土産を買おう!「和紙処えちぜん」

越前和紙の画像

最後は越前和紙のお土産を買って帰りましょう。

館内にある越前和紙産地組合の直売店「和紙処えちぜん」では工芸用和紙や折り紙、和紙を使った雑貨等がたくさん。

お部屋に飾れる可愛らしい小物や、メモやお手紙に使うとおしゃれな色とりどりの和紙アイテムは、見ているだけで楽しくなっちゃいます!

全国発送ができる商品もあるので、ホームページを覗いてみては?

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価格:378円
(2017/2/27 14:04時点)
感想(4件)

名称 パピルス館・和紙処えちぜん
住所 福井県越前市新在家町8-44
電話番号 0778-42-1363
営業時間 9:00〜16:00(和紙処えちぜんは〜16:30)
定休日 年末年始
アクセス 武生駅から福鉄バス 南越線「和紙の里行き」または「赤坂行き」で「和紙の里下車」
武生ICから車で約10分
駐車場 あり
WEBサイト http://www.echizenwashi.jp/

歴史を学ぶ、美しい作品を見る、実際に体験する…。越前和紙の全てを体験できる「越前和紙の里」に行ってみませんか?

近くにある岡太神社も必見!

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