ヨーロッパンキムラヤとは

鯖江市にあるヨーロッパンキムラヤは、東京の木村屋で修行をした初代店主が、昭和2年に開業した老舗パン屋さんです。
店内には東京銀座木村屋總本店から『木村屋』を名乗ることを認められた證（あかし）が飾ってあります。

開業当時から、当時は珍しかったパンの文化を伝える店として人気があったヨーロッパンキムラヤ。
2代目は世界中をまわり、フランスパンの神様と呼ばれるレイモン・カルヴェル氏直伝のパンを販売するなど、よりオリジナルで新しいパンを販売するようになりました。

現在は、地元の人はもちろん、観光客からも人気があるお店となっています。

パンにあれが入ってる!?『大福あんぱん』

ヨーロッパンキムラヤに行ったら絶対に食べて欲しいのが、この『大福あんぱん』！
30年以上前から親しまれている、お店の一押し商品です。

この大福あんぱんは、ヨーロッパンキムラヤの2代目がパリに住む大福好きの友人を驚かせようと、パンの中に大福を隠して持っていったのが始まりだそうです。

パリで手渡されたパンを、普通のあんぱんだと思って食べた友人。
するとパンの中からは、お母さんから預かった大福が出てきたのです。
パンの中に包まれていたのは、母の想いと、良き友の想い、そして懐かしい“故郷”の風景でした。
友人はこのパンのなかに、大きな幸せがあることを見つけたのです。
出典：ヨーロッパンキムラヤ公式サイト

あんぱんが有名な木村屋ですが、美味しいあんぱんにさらに大福のモチモチ感がプラスされて、それはもう絶品！
パンに大福！？と思うかもしれませんが、あんぱんがあれだけ美味しいのだから、考えてみれば納得の組み合わせですよね。

有名人にもファンは多く、国内外に大福あんぱんファンがいるほどの人気商品です！

そのまま食べてももちろん美味しいですが、電子レンジで温めるとトロッとした食感が楽しめるのでおすすめ！
袋から取り出して、ラップをかけずに20〜30秒温める（500〜600Wの場合の目安）のがちょうどいいみたいです。

定番の人気パン！『食パン』

ヨーロッパンキムラヤでは、ハード食パン、ハーフタイプ食パン、イギリス食パンと特徴的な食パンが揃っています。
ハード食パンにはフランスパン生地を使用しているところもポイントです。

司馬遼太郎の『街道をゆく』の中で「近年、鯖江のパンがうまいという話をしばしば聞くようになった。」と書かれているのは、このハード食パンのこと。

店内には予約の食パンが所狭しと並んでおり、ヨーロッパンキムラヤの食パンが地元の人にどれだけ愛されているのかうかがい知ることができます。
また、お得なパン耳が売っていることもあるので要チェックです！

日本一堅いパン！『軍隊堅パン』

元陸軍歩兵、鯖江第三十六連帯御用達の軍隊堅パン（軍隊堅麵麭）。
大東亜戦争中は、軍隊堅パンが兵隊さんの保存食となっていました。

現在販売されている軍隊堅パンは、戦争中、初代店主が鯖江の陸軍のためにつくっていたものを、材料も製法もそのままに復元したものです。
レシピは、日露戦争中から東京の木村屋が陸軍に納めていたもの。

パッケージには「とても堅いのでかなづち等で割ってほおばってください。」との記載もあるので、軽い気持ちでガブッと噛むと大変なことになるかも！？

また、この軍隊堅麵麭と眼鏡フレームの産地として有名な鯖江とのコラボで、眼鏡堅パンという商品もあるんです。

鯖江土産の定番となっているので、市内で見つけたらおみやげに買ってみてください。

大正ロマンの味！『玉子パン』

出典：ヨーロッパンキムラヤ公式サイト

創業時から販売していた玉子パンもおすすめ！
玉子パンは大正時代に東京で流行っており、福井県ではヨーロッパンキムラヤが一番最初に作りました。

パンという名前ですが、食感はクッキーのよう。
小麦粉には福井県産のふくこむぎを使用し、新鮮な玉子のみを使って練って作っています。

ヨーロッパンキムラヤの味を自宅で！通販を利用してみよう！

美味しそうなパンやお菓子がたくさんあるヨーロッパンキムラヤですが、福井県に行くのはちょっと遠い！という方もいると思います。
そんな方には通販がおすすめ！

こちらのサイトでは、ヨーロッパンキムラヤの軍隊堅麵麭や鯖江市とのコラボ商品、メガネ堅パンを取り扱っています。
興味がある方は是非注文してみてください！

ヨーロッパンキムラヤの基本情報・アクセス・マップ