誠照寺には文化財がいっぱい!親鸞ゆかりのお寺に行ってみよう!【福井県鯖江市】

誠照寺には文化財がいっぱい!親鸞ゆかりのお寺に行ってみよう!【福井県鯖江市】

超有名観光スポットがたくさんあるわけではないけれど、とっても珍しいメガネの博物館があったり、日本海側最大級のつつじの名所があったり、昔ながらの街並みが残る風情ある景色が見られたり…。

定番の観光スポットには飽きたから、ちょっと穴場なスポットに行きたい、という方には鯖江はとってもおすすめ!

今回は、そんな福井県鯖江市内の見どころの一つ「誠照寺」を紹介します。誠照寺はあの親鸞ゆかりのお寺で、浄土真宗誠照寺派の本山です。鯖江市に行くなら、歴史に興味がある人もない人も絶対に見ておくべき誠照寺。文化財もたくさんあるそうですが、その中身とは一体…

誠照寺とは?

福井鯖江誠照寺の画像

鯖江駅から徒歩10分ほど。寺町商店街の並びにある誠照寺は、あの親鸞ゆかりのお寺で、浄土真宗誠照寺派の本山です。誠照寺は、1208年に親鸞が流罪で越後へ送られる途中で、越前上野ヶ原の豪族・波多野景之の別邸で説法をしたことに始まります。

現在の鯖江市日の出町にあった別邸は、親鸞が送られる際の輿車に由来して「車の道場」と称されていましたが、手狭となったことから1321年に現在地に移り、後二条天皇から真照寺の寺号を与えられました。親鸞が説法を行った茶寮「車の道場」は現存しており、今でも見ることができます。

福井鯖江誠照寺車の道場

当時の真照寺境内の敷地は現在の7倍の約1万坪もあり、寺の周辺に形成された門前町が現在の鯖江の基礎となったといわれています。そして1437年には、後花園天皇の勅願を受けて誠照寺となりました

現在はイベント等が敷地内で行われることもあり、鯖江市のシンボルともいえるお寺として愛されています。

誠照寺は文化財の宝庫!敷地内をゆっくり歩こう!

誠照寺には数多くの文化財があります。建造物は誰でも見ることができるので、観光の際は歴史を肌で感じながらじっくりと見学してみてください。

四足門

福井鯖江誠照寺の画像

誠照寺の文化財の一つ目は、入り口にある四足門。四足門としては県内最大規模の遺構で、福井県の文化財に指定されています。

しっかりとした造りに細かな装飾が施されていて、さすがは本山というべき立派な門です。その中でも特に見てほしいのが「駆け出しの龍」。誠照寺の画像誠照寺では1862年に起こった大火災の際、この龍が水を吐いて門を守ったという伝説が残っています。

駆け出しの龍は、日光東照宮の「眠り猫」など多くの作品を残した名工、左甚五郎さんが作ったと言われていますが、この方が実在したかは不明なんだそうです。

御影堂

誠照寺の画像

メインの御影堂は1862年の火災で焼失してしまったため、現在建っているのは、再建されて明治10年に完成したもの。市の文化財に指定されています。

県内最大の木造建築であり、中は金箔押の欄間彫刻や極彩色が施された小壁など、真宗の本山建築にふさわしい、大規模で装飾的な堂舎となっています。

鐘楼と洪鐘(梵鐘)

福井鯖江誠照寺

鐘楼、洪鐘も四足門と共に火災を免れ、市の文化財に指定されています。寺の記録によると、1827年に再建に着手し、1846年に完成したもので、大工は小野谷惣右衛門とのことです。

鐘楼の柱と柱の間は4.19mで、四本柱形式の鐘楼では福井県最大

袴腰形の切り石積み基壇が特徴的で、細部には欅材を用いた彫刻装飾がバランス良く配置され、江戸時代後期の特徴を示した優れた建造物と言われています。網が張り巡らされていますが、近くまで行ってじっくり観察してみてください。

福井鯖江誠照寺

梵鐘は市内にある梵鐘の中では唯一の第二次世界大戦以前のもので、戦時中にはいちど供出され、門徒らの強い希望で戻された経緯を持つ貴重な資料です。

笠形の外周縁、肩と呼ばれるところに八葉を鋳出しているのが特徴で、卍くずしや、草の間には獅子、唐草、麒麟に雲などの模様が鋳出されています。「寶暦六丙子年八月日」、「治工大坂住 大谷相模掾藤原正次」の文字は制作年(宝暦6(1756)年)と作者を表しています。

阿弥陀堂

福井鯖江誠照寺

阿弥陀如来の木像を安置している市指定文化財の阿弥陀堂は、御影堂よりも小規模ではあるものの、こちらも県内では最大級の木造建築です。彫刻装飾に優れた装飾的で貴重な建造物で、特に胴体をU字にくねらせた木鼻の龍が特徴的です。

御影堂と阿弥陀堂を結ぶ廊下の部分が緩やかなカーブを描いていますが、一体どのように建てられたのでしょうか。見るたびに気になってしまいます…。

誠照寺の画像

下の扉の向こうがどうなっているのかも気になりますが、緩やかなカーブを描いている左側の手すりが曲がっているのはどうしてなんでしょうか。

通路下の小さな扉の向こう側も、どんな景色が広がっているのか気になります。

紙本金地著色日月松楓図(しほんきんじちゃくしょくじつげつふうず)

168-1出典:鯖江市公式サイト

ここからは誠照寺の中にある文化財の紹介です。

「紙本金地著色日月松楓図」は桃山時代に作られた屏風で、福井県指定の文化財となっています。総金地に松葉の緑と楓の紅葉の色彩のが美しいですよね。

髪繍六字名号(はっしゅうろくじみょうごう)

誠照寺の画像 出典:鯖江市公式サイト

室町時代中期のもので、県指定の文化財となっています。

普通の掛け軸に見えますが「南無阿弥陀佛」の字は人の髪でぬいあらわしたものなんです。寺伝によると、御伽草子や浄瑠璃にも登場する中将姫という人物の頭髪によって織り出されたものだそうです。

刺繍阿弥陀如来像

誠照寺の画像

出典:鯖江市公式サイト

南北朝時代以降に流行したこのような阿弥陀如来像。絵画となっていることは多いですが、誠照寺にあるものはなんと刺繍されているんです。

作られたのは室町時代中期。当時はこのような繍仏も数多くつくられていましたが、現存例が少ないため、とても貴重なものなんだとか。

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県や市指定の文化財が数多く存在する誠照寺。歴史好きも、そうじゃない人も、鯖江に行く際にはぜひ立ち寄ってみてください。

名称 真宗誠照寺派 本山 誠照寺
住所 福井県鯖江市本町3-2-38
電話番号 0778-54-0001
アクセス 福井鉄道 西鯖江駅から徒歩約3分
鯖江駅から徒歩10分
鯖江ICから車で7分
駐車場 20台
WEBサイト http://www.jyosyoji.jp/

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