九頭竜川沿いにたたずむCOZY COFFEEで最高の一杯を味わう【永平寺町】

九頭竜川沿いにたたずむCOZY COFFEEで最高の一杯を味わう【永平寺町】
この記事のテーマ
九頭竜川沿いの桜並木を車で走っているとぽつんと佇むおしゃれなお店があります。
2016年10月にオープンしたコーヒー専門店の『COZY COFFEE(コージーコーヒー)』。
いわゆるカフェではない、コーヒー専門店。
休日平日問わず多くのコーヒー好きがやってくるこちらのお店について、ご紹介します。

COZY COFFEEの流儀

コーヒー専門店と聞くと敷居が高く入りづらいと感じる人もいるかもしれません。
コーヒーってブレンドコーヒーしか飲んだことない…
どの種類を飲んでも違いわからない…

しかし、そんなコーヒー初心者からコーヒー玄人まですべての人に『COZY COFFEE』はオススメできるお店なんです。

まずはCOZY COFFEEの流儀(特徴)を3つ紹介します。

テイスティングでお気に入りの味を探す

店に入ると漂ってくる珈琲のいい香り、そして一声
「いらっしゃいませ。こちらで試飲はいかがですか」

慣れない試飲の一言に少々驚く。
声をかけてくれたマスターの林浩治さんに導かれると、そこにはサーバーに入ったシングルオリジンコーヒーがずらりと並んでいます。

おもむろにカップを差し出され、コーヒーを注いでくれる林さん。

「これは口当たりがさっぱりしていて…」

ふむふむ、ゴクリ。

確かに言われてみればそうかもしれない。

「こっちのは後味がとても豊潤で…」
「これはさっきよりも酸味が効いていて…」
「これは苦みとコクのバランスが良くて…」

一つ一つのコーヒーを、解説だけでなく試飲もさせてくださる林さん。

たしかに文字で説明されるよりも、味わいながら自分の飲みたいコーヒーを探すほうがわかりやすいですね。

「冷めてもおいしい」をコンセプトに

「このお店を始めるときに、『冷めてもおいしいコーヒー』というのをコンセプトにしました。そのほうが味がわかりやすい。そしてテイスティングをしてもらいながら好きなコーヒーを選んでもらう。そうすることでお客さんと自然と会話が生まれるんです。グッと距離が近づくんですよ。だからオープンした時からテイスティングはしています。意外と若い人たちのほうが聞いてくれるんですよね」と林さん。

確かに、試飲させてもらったコーヒーはどれもぬるく、しかしぬるいからこそ味わいがより鮮明で感じ取りやすかったです。

カウンター席は窓側

席は8つのカウンターテーブルのみで、窓際から外を見るように椅子が並べられています。
そうすることでマスターとお客さんの会話がしやすくなるんだとか。

「キッチンの目の前に席があり常連さんがいると、初めてのお客さんが入りづらかったり話しかけづらかったり、気を遣っちゃいますよね。そういうのを無くしたかったんです」と林さん。

キッチンに背を向けることでスペースができ、お客さんみんながマスターとの会話を楽しむことが出来るしくみになっています。

マスターのオススメ商品を3つご紹介

すべてのコーヒーを試飲させてもらったらいよいよコーヒーを決めますが、こんなにもおいしいコーヒーばかりでは選べない!
そこで、マスターの林さんにお店のオススメを聞いてみました。

オリジナルブランド『精進』

まず林さんが勧めてくれたのは、オリジナルブランドのブレンドコーヒー『精進』。

COZY COFFEEがあるのは曹洞宗の大本山永平寺がある『禅の里 永平寺町』。
『精進』は「コクが強めの、働く人が元気になれる、自分を見つめなおすきっかけとなる禅の里らしいコーヒーが作りたい」との想いから作られたオリジナルブランドのコーヒー。

ホットを店内で飲む際には、金津創作の森(あわら市)の越前焼職人・松井勝彦さん作成の越前焼カップで頂きます。
COZY COFFEEのためだけに作られた越前焼カップで、オリジナルのマークが入っています。

カフェインレスコーヒー『浄め』

店の近くにある『浄めの滝』という滝からインスピレーションを受けて生まれた、女性向けのカフェインレスコーヒー『浄め(きよめ)』。
カフェインレスなので安息を好む女性や妊婦さんにもうれしいですね。

コクと苦みが印象的なブレンドコーヒー『精進』とは対照的な一杯になっています。

『精進アイスコーヒー』

そしてこれからの季節にオススメの商品がこちら。

『精進アイスコーヒー』。

まずは見た目!
コーヒーが入ったボトルが丸みを帯びたデザインでとってもキュート。
そしてキンキンに冷えたグラスの中には、なんとコーヒーでできた氷が!

コーヒーを氷にすることで、氷が解けても味が薄くならないようにしているんですね。
あまりの氷の解けなさに、持ち帰り用の紙コップまで用意されています。

口に残るすっきりとした苦みとコクがとってもおいしかったです。
ホットと違って味わうというよりもごくごく飲んじゃうおいしさでした。

喜ばれること間違いなし!COZY COFFEEのギフト3選

「このおいしさを知ってもらいたい!」という方や
「コーヒー好きの人のために何かプレゼントをしたい!」という方にオススメなのはギフトセット。

コーヒー専門店なので豆の量り売りはもちろん、オリジナルブランド『精進』のドリップパックも販売しているんです。

数あるギフトセットの中でも、マスターの林さんにオススメの商品を聞きました。

春から夏にかけてのオススメ商品『精進アイスボトル』

店内で頂いたのはミニボトルですが、こちらのギフト用はビッグサイズです。
「自宅でもこのおいしいアイスコーヒーを飲みたい」という方にもオススメですね。

実はこのコーヒー、テレビ番組の取材でCOZY COFFEEを訪れたブルゾンちえみさんが、ブリリアンのコージさんにお土産用に購入されたんです。

ブルゾンちえみさんも精進アイスコーヒーを飲んで大変気に入ったそうです。

味に合わせた音楽が流れる『QRコードタグ付きドリップパック』

東京の音楽レーベル『ベジタブルレコード』とコラボレーションしたドリップパックです。

スマートフォンでQRコードを読み取るだけで、そのコーヒーの味に合わせたオリジナルの音楽が流れる特別サイトにアクセスできます。
家でドリップパックのコーヒーを頂く際に、ちょっと音楽があるだけで、とってもいい雰囲気の中でコーヒーを味わうことができますね。

オリジナルラベルのドリップパック

COZYCOFFEE福井永平寺私の披露宴のプチギフトとして実際にお配りしたものです!

ちょっとしたプレゼントや形に残るプレゼントに最適なのが、このオリジナルラベルのドリップパック。
1個ずつでも、10個セットのパックでも、好きな写真をラベリングすることが可能です。
面と向かっては言えないようなメッセージや旅行のお土産、お返しなどにいかが?

COZY COFFEEの物語

九頭竜川沿いの鮎街道。
中部縦貫自動車道ができたことで、地元の人が通る機会も減った道ですが、なぜ林さんはこの場所でCOZY COFFEEを開こうと思ったのでしょうか。

子どもの独立で考え直した自分の人生、そして脱サラ

ーーどうして珈琲店を始めようと思ったのですか?

「前職はアパレルの営業をしていました。妻もセレクトショップの店員でした。
2人の子どもを育てながら生活していましたが、子どもたちが独立してから自分たちの人生を考える時間が増えたんです。そしてもう一度自分たちのやりたいことを見つめなおし、自分たちと出会った人が元気に、笑顔に、幸せになってくれることが自分たちの幸せだと考えるようになりました。
そんな時に思いついたのが、素敵なコーヒータイムを提供することだったんです」

初めての珈琲店開業

ーー喫茶店やカフェ、飲食業の経験があったのですか?

「全然したことなく、すべてが初めてでした。SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)の研修や修行合宿に参加して、コーヒーの基礎知識や焙煎、抽出などの技術を学びました。
店舗の改装などは、店のコンセプトとイメージをデザイナーさんに伝えて丸投げです(笑)。
コーヒー豆の仕入れも、修行時代に出会った信頼できる商社から仕入れています。こだわりだしたらキリがないので、任せるところはプロに任せています」

ーーお店で提供しているコーヒー豆はすべて自家焙煎されているのですか?

「全て自家焙煎です。焙煎は毎週木曜日の定休日に、この焙煎機で5キロを30分かけて行っています。
目指している味が決まっているので、焙煎に試行錯誤することはありませんね。素直な性格なので(笑)」

『永平寺町・禅の里』は自分を見つめなおす空間

ーーどうして永平寺町で開業したのですか?

「目の前には九頭竜川が流れています。春になると桜並木が、夏には鮎釣り客が、秋には紅葉が、冬は山々が雪化粧をします。
永平寺町には大本山永平寺があり、禅の里と呼ばれています。永平寺町は自分を見つめなおす、自分を考え直すきっかけを与えてくれる場所。僕も禅の里のスピリチュアルな精神に共鳴してこの土地しかないと思いました。
実はこのお店、前はスナックだったんですがそこのオーナー従姉妹で。そのオーナーが2016年に勇退されるということで、バトンタッチしてここで開業することになりました」

ーーお店の名前にはどんな意味があるのですか?

「『居心地の良い』という意味をもつcozyを店名につけました。名前の『浩治』とかけてるんじゃないのとよく言われますが(笑)。店のロゴマークは、『コーヒー、コミュニケーション、コージー、コーヒーラバーの輪を広げましょう』という意味で、4つのCを組み合わせて作りました」

ーー今後の展望はありますか?

「COZY COFFEEのコーヒーを通じて自分を見つめなおすきっかけになればいいですね。そんなコーヒーを提供できる店が目標です。
永平寺町の住民の方も、もっともっと禅の里の精神を感じてもらえたらいいなと思います」

自分にぴったりの一杯が欲しい人はぜひ『COZY COFFEE』へ

とっても素敵な笑顔とトーク、そしておいしいコーヒーでもてなしてくれた林さんご夫妻。

仕事の合間や気分転換、おしゃべりのお供として身近なコーヒーですが、ちょっと喧騒から離れて自分を振り返りながら、おいしいコーヒーでリラックスした時間はいかがでしょうか。

COZY COFFEEの基本情報・アクセス・マップ

店名 COZY COFFEE
住所 福井県吉田郡永平寺町吉波22-104
電話番号 0776-63-7035
営業時間 7:00~18:00
定休日 木曜日
交通アクセス 中部縦貫自動車道 永平寺ICから車で6分
えちぜん鉄道轟駅から徒歩12分
駐車場 あり
wi-fi/コンセント あり/無
SNS instagram -
Twitter ー
Facebook @fukuiCOZYCOFFEE
WEBサイト http://www.cozycoffee.club/

記事の内容は取材時点でのものです。
メニューや営業時間等、変更がある場合がありますのでご了承ください。
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