12月初め。
まだ秋の名残が残る敦賀へ。

目的は、越前国一宮である氣比神宮。
一宮とは、その地域で最も社格の高い神社のことです。

氣比神宮は、北陸地方から畿内（京都に近い、山城、大和、河内、和泉、摂津の5か国）への入り口であり、海外（朝鮮半島や中国など）への玄関口でもあったことから、「北陸道総鎮守」といわれています。

そういえば以前、宮司さんに「敦賀はかつて、シベリアからヨーロッパをつなぐ海外への拠点」でもあったということを伺ったことがありました。

歴史を感じさせる氣比神宮の大鳥居

敦賀駅を出て、シンボルロードをずーっと歩いていくと見えてくるのが氣比神宮の表参道口。
重要文化財に指定されている大鳥居がお出迎えです。

木造で朱塗りの鳥居は広島の厳島神社、奈良の春日神社と並んで、「日本の三大鳥居」と称されています。

手水舎の横には、亀さん（石像）が！！
「長命水」と書かれています。

そうか、亀さんは長生きですもんね。

画面の下の方にひしゃくが見えると思いますが、そのあたりに亀さん（石像）がいます。

氣比神宮の境内には…

境内から向かって左側にはお守りの授与所があります。
ご朱印はこちら↓　（これは6月にお参りしたときのもの）

そして同じく外拝殿向かって左側には『九社の宮』が。
こちらには9つの末社が並び、奥には神明社があります。

さらに、外拝殿向かって右側には『縁結び桜』が。

拝殿のところにおみくじが2種類あって、通常のおみくじと「恋みくじ」があります。
「縁結び」と書かれたところにある桜は、ちょっとだけ花がほころんでいました。

小学校の校庭内に…神様？！

境内向かって右手側に出ると駐車場（東駐車場）があります。
そこにもまた鳥居が・・・

『土公』の拝所です。
土公というのは、陰陽道でいうところの『土の神様』。

気比の神様はこの土公に降臨した…と社伝には記載されていて、今の社殿ができるまではこの土公を神籬として祭祀が行われていたとか。
氣比神宮のパンフレットに「土公」の写真が載っていますが、ちっちゃな杜という感じです。

実はこれがあるのは、小学校の校庭。驚きですよね。
悪さをしたらバチが当たりそう…

御祭神／御神徳

伊奢沙別命（いざさわけのみこと）…衣食住全般、海上安全、農漁業、交通安全
仲哀天皇（ちゅうあいてんのう）…無病息災、延命長寿、武運長久
神功皇后（じんぐうこうごう）…安産、農漁業、海上安全、無病息災、延命長寿、武運長久、音楽舞踊
応神天皇（おうじんてんのう）…海上安全、農漁業、無病息災、延命長寿、武運長久
日本武尊（やまとたけるのみこと）…武運長久、無病息災、延命長寿
玉姫命（たまひめのみこと）…音楽舞踊
武内宿禰命（たけのうちのすくねのみこと）…延命長寿、無病息災、武運長久

氣比神宮の基本情報・アクセス・マップ

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