こんなアングル見たことない!海から東尋坊を見ると…?不思議な岩や雄島も観察できます【坂井市】
越前加賀海岸国定公園に属している、福井県内の有名観光地『東尋坊』。
しかし、東尋坊にネガティブなイメージを持っている方も多いのでは?
確かに、地名の由来は、恨みを買ってここから突き落とされた平泉寺(勝山市)の僧の名前によるもの。
さらに、日本海の荒波がうちつけ、重たい雲が漂う天気の悪い日も多く、多くのサスペンスドラマのロケ地にもなっていますよね。ですが、天気のいい日は、自然の美しさ、壮大さを感じられる絶景スポットでもあります!
商店街は想像以上に賑わっていて、かなり明るい雰囲気。
今回は、そんな福井の一大観光地『東尋坊』を上からも海からも楽しむ方法を紹介します。
東尋坊とは?
海食によって海岸の岩肌が削られ、高さ約25メートルの岩壁が続いている東尋坊。東尋坊の岩は輝石安山岩の柱状節理で、これだけの規模を持つものはなんと世界に3ヶ所だけという、地質上極めて貴重な場所なんだとか。
さらに、国の天然記念物及び名勝にも指定されているすごい場所なんです。
上から見た東尋坊
イメージ通りの日の東尋坊…
とはいえ雨や曇りの日が多い福井県では、東尋坊観光の日にお天気が悪い確率も高いです。
特に冬は、どんよりと暗く、海は荒れていて、風が強いと本当に寒い…
まさにイメージ通りの東尋坊ですよね。
しかし、晴れている日に観光した方の中には、
「こんなに天気がいい日じゃ東尋坊に来た意味がない!」
「東尋坊は曇っているのがいい!」
と思っている方も多いようです。
ので、天気が悪かったら、むしろ喜ぶべきかも。
かなり足場は悪いですが、ある程度下まで降りることが可能なので、スリル満点の東尋坊を味わってみるのもいいものですよ。
天気がいい日は遊覧船で海から東尋坊を眺めよう!
しかし、天気がいい日の青空、海、そして東尋坊のコントラストはやっぱりとても美しいです。
天気がよく、波が穏やかな日は、東尋坊周辺の岩場をめぐる遊覧船に乗って海から東尋坊を眺めるのがおすすめ。
(運行は12/29〜1/31以外)
基本的に出航時間は特に決まっておらず、定員(69〜80名)に達するか、15〜20分に一度出航するので、たった一人でも最大20分待てば乗ることができます。
(少し波が荒い日は、車で5分ほどの三国サンセットビーチから出航することもあるのでご注意ください。)
詳しくはこちらから→http://www.toujinbou-yuransen.jp/010_about/
遊覧船で東尋坊巡り
ということで、私も実際に乗ってみました!
まずはチケットを購入。
大人は1500円、子供は750円です。
この日は三国サンセットビーチからの出航でした。
20分ほどで出航とのことだったので、しばし待機…
乗る遊覧船はこちら!
船内にはライフジャケットやシートベルトは一切なしで、運行中も自由に立ったり移動することが可能です。
が、海が荒い日(三国サンセットビーチから出航の際は特に注意!)はかなり揺れるので、船酔いする方は気をつけてください。
ここからは、遊覧船からの見どころポイントを紹介します。
雄島(おしま)
三国サンセットビーチ、東尋坊、どちらから出航しても、まず目指すは雄島。
左側が雄島。真っ赤な橋と青い海のコントラストが鮮やかです。
雄島は1,200万年前に噴出した輝石安山岩でできた岩石島。
標高は27m、周囲は2kmという越前海岸で一番大きな島です。越前加賀海岸国定公園にも含まれています。
雄島は遊歩道が整備されており歩いて回れる島ですが、遊覧船からしか見えないスポットもたくさんあります。
板状節理
雄島の最初の見どころは、「板状節理」。
同じ方向を向いている不思議な形の岩々が目に入ってきます。
これらは溶岩流によってできたもので、冷えて固まるとこのような形になるそうです。
雄島灯台
昭和29年に初めて点灯した雄島灯台。
右にあるのは海上保安庁所有の密入国者監視小屋だったそうです。
ハチノス岩
雄島の外側には、下から見るとまるで蜂の巣のようになっている岩もあります。
これは島からは絶対に見られないので、貴重ですよね。
雄島の詳細はこちら>> 絶景パワースポット?心霊スポット?美しすぎる神の島・雄島(おしま)とは
夫婦岩
ここからは、いよいよ東尋坊に向かっていきます。
まずは、隣り合って並ぶ2つの大きな岩「夫婦岩」が目に入ってきます。
この岩にはそれぞれ女松と男松が生えていて、これを夫婦に見立てて、夫婦岩と呼んでいるんだとか。
「夫婦岩」と呼ばれる岩は全国に無数にあるそうですが、東尋坊の夫婦岩は全く有名ではありません!
「どんどん宣伝してください!」と、船の案内係の方も自虐気味に笑っていました。
そんな楽しいトークも時折挟みながら、遊覧船は進んでいきます。
大池
そして、いよいよ東尋坊のメインスポット「大池」に到着!
この凹んでいる部分が大池という名前で、東尋坊が突き落とされた場所です。
サスペンスでよく見るのもこの場所!
数々の芸能人たちがこの上で追い詰められてきました…(ドラマの中で)。
波が穏やかな時は中まで入ることができます。
このアングルから東尋坊を見られるんです!
まだまだ遊覧船の旅は続きます。
ライオン岩
手前にある大きな岩。
座っているライオンに見えてきませんか?
ずーっと見てると見えるんです!
見えてくる気がするんです!
ろうそく岩
東尋坊タワーのやや左下にある、上部が丸くなった岩がろうそく岩。
夕日の時間には、ちょうどろうそくに火が灯ったようにも見えるそうです。
他にも、屏風岩や千畳敷などがあり、特徴的な岩場を解説してもらいながら進む東尋坊の遊覧船。
自然の壮大さを海からじっくり見ることができるので、おすすめです。
東尋坊の基本情報・アクセス・マップ
名称 | 東尋坊 |
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住所 | 福井県坂井市三国町安島 |
電話番号 | 0776-82-5515(坂井市三国観光協会) |
アクセス | 北陸自動車道 金津インターから車で24分 えちぜん鉄道 三国港駅から徒歩34分 京福バス 東尋坊線84・85で東尋坊下車 徒歩5分 |
駐車場 | あり |
SNS | instagram https://www.instagram.com/explore/locations/551197913/ Twitter ー Facebook https://www.facebook.com/pages/東尋坊/471212962983288 |
WEBサイト | http://www.mikuni.org/tojinbo/ |
この旅は以下のイベントの際に行ったものです↓
同行した東京女的生活さんの動画でも、「東尋坊遊覧船」の様子を見ることができます。