【開山1300年のパワースポット】福井の苔宮・平泉寺白山神社の見どころ25選!苔が美しい時期は? 【勝山市】

【開山1300年のパワースポット】福井の苔宮・平泉寺白山神社の見どころ25選!苔が美しい時期は? 【勝山市】
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2017年に開山1300年を迎えた、歴史ある神社『平泉寺白山神社』。
この場所は国の史跡となっており、その風景の美しさ…特に一面に苔が広がる風景や、貴重な建築物の数々は、一生に一度は見ておくべき!
広大な敷地に散らばるさまざまな見どころをご紹介します!

平泉寺白山神社とは?

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

「平泉寺」と呼ぶことも多いことからお寺だと思うかもしれませんが、現在の平泉寺は『平泉寺白山神社』という神社。

平泉寺は白山を信仰するための福井(越前)の拠点で、今から1300年程前の717年に泰澄という僧が開山しました。
白山は福井県、石川県、岐阜県にまたがる標高2,702mの山で、富士山とともに日本三霊山に名を連ねます。

僧侶が神社?と不思議に思いましたか?

実は現在の平泉寺白山神社は、1575年に一向一揆で全山が焼失してしまったため、最盛期(戦国時代頃)の10分の1程度の規模になっています。
最盛期には社堂四十八社、三十六堂(神社と仏堂を併せたもの)、六千の僧坊(僧侶の家)があったという記録が残っています。

このように、かつては神道と仏教が一緒になっている「神仏習合」が一般的でした。
しかし、一向一揆によって焼き払われてしまったり、神仏分離によって仏像が壊されてしまったりしました。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像境内では壊れた仏像が無数に見られます

明治時代に入ると仏教(お寺)と神道(神社)を分ける「神仏分離」の通達が政府から出されたため、平泉寺は現在は神社として存在しています。
後半でご紹介する平泉寺の見どころには、このような神仏習合や一向一揆の歴史が垣間見られる部分もあるので、チェックしてみてください。

平泉寺の苔の見頃は?

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

平泉寺白山神社の一番の見どころは、一面に広がる苔。

平泉寺白山神社には約100種類の苔があると言われており、場所によって苔の感じも全然違います。
苔が美しい時期は7月くらい。
梅雨が明けたくらいが一番おすすめです!

インスタで「#平泉寺の苔」「#勝山平泉寺の苔」で検索してみると、平泉寺白山神社の素敵な苔写真がたくさんアップされていますよ!

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平泉寺白山神社【旧参道〜】の見どころ6選

平泉寺に一歩足を踏み入れると、1300年間の歴史や人々の営みまで肌で感じられるような気さえしてきます。

最盛期の8000人もの僧兵の姿が浮かんでくるような坊院跡の数々。
一向一揆による全山焼失を裏付ける、礎石のみが残る場所。
はるか昔から、この地がまほろば(素晴らしい場所)であったことを証明するかのような、7本の立派な杉の木…。
他にもさまざまな場所で、1300年の歴史の重みを感じることができます。

百聞は一見にしかず!とにかく平泉寺白山神社に行ってみましょう!

いよいよここからは、平泉寺に行くなら必ず見ておきたいスポットを、国道157号・勝山市街方面から平泉寺に向かう参道から順番に紹介します。

平泉寺白山神社の見どころ(1)牛岩・馬岩

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像左が牛岩、右(奥)が馬岩

国道157号・勝山市街方面から平泉寺に向かう際は、下馬大橋を越えて、旧参道を通ります。
この旧参道の入り口あたりにあるのが牛岩と馬岩です。

これらは平泉寺の周りにある結界石の一つで、かつて行われていた丑の刻参りに関係するものです。

丑の刻参りに来た人の前にそれぞれの石が牛、馬となって立ちはだかり、これを恐れずに進むことができれば願いが成就するとされており、こういった結界を抜けるごとに身が清められていきます。

この場所は日本の道百選にも選ばれていて、景色がとっても綺麗なんです。

車道の脇には旧参道の名残である石畳も見ることができます。
この石畳は勝山を流れる九頭竜川の河原の石を使い、約1000年前に整備されたものです。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

一段下がっている部分が石畳

地元の方によると、この辺りの苔は少し白っぽくて、平泉寺周辺では最も苔人気の高い場所なんだとか。
旧参道入口の脇には駐車スペースもあるので、車を降りて石畳を歩いてみるのもおすすめですよ!

平泉寺白山神社の見どころ(2)大杉

1574年の一向一揆で多くの樹木が消失してしまいましたが、焼け残った杉も7本あります。
ということは、それらは少なくとも樹齢400年以上はということですよね。

その中の1本で、歴史探遊館 まほろばの前にある杉がこちら!

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

二股に別れたところがより神秘的に感じられます。
自然の神秘と歴史の重みが感じられるおすすめスポットです!

平泉寺白山神社の見どころ(3)と之蔵

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

平泉寺白山神社には『と之倉』と『あ之倉』がありますが、と之倉の「と」は東尋坊の「と」なんです。

東尋坊といえば、福井県坂井市にある東尋坊を思い浮かべる方が多いと思います。
サスペンスにもよく登場する、あの断崖絶壁です。

東尋坊

崖の上から平泉寺白山神社の僧侶である東尋坊が突き落とされたことで、東尋坊という名前がつきました。

と之倉はその東尋坊が住んでいた場所で、今でも裏手には東尋坊井戸跡が残っています。
東尋坊が亡くなった時にはこの井戸の水が赤く染まったという話も伝えられています。

また、と之倉の西側には中世の石畳道が発掘されており、これらはかつて平泉寺の境内に張り巡らされていたものです。
最後に紹介するアプリを使えば、かつての風景から発掘中、現在に至るまでの過程を見ることができますよ。

平泉寺白山神社の見どころ(4)結神社

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

結神社(むすびじんじゃ)の名前の通り、縁結びの神様として親しまれている人気パワースポットです。
この結神社には天から降ってきたという2つの石が祀られています。

ただお参りするだけでももちろんいいのですが、せっかく来たなら良縁絵馬を購入するのがおすすめ!

勝山市内とお隣の大野市のいくつかの場所で購入できる、半割れになった大野絵馬、勝山絵馬をそれぞれゲットし、2つを合わせて奉納するとよりご利益がアップします!

良縁祈願の詳細はこちら>> 奥越の縁結びパワースポットで良縁祈願!【結神社/勝山市 ×春日神社/大野市】

平泉寺白山神社の見どころ(5)常夜燈

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

寛永4年に作られたもので、かつては毎晩灯りが灯されていました。
傘の上の苔感が素敵!

石を投げてこの傘の上にのせることができるといいお嫁さんをもらうことができるんだとか。
お隣の結神社と併せて良縁祈願してみては?

平泉寺白山神社の見どころ(6)泰澄大師廟

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

室町時代に建てられた泰澄大師(平泉寺白山神社を開いた僧)のお墓です。
高さは1m47cmもあり、当時のお墓としてはとても大きいもの。

石の囲いの手前にある、階段のようになっている石をよく見てみてください。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

表面が少しだけへこんで跡がついていますよね。
なんとこれは弁慶の足跡だと言われているんです。

頼朝に追われて平泉に逃げる際、義経と弁慶は平泉寺白山神社に立ち寄ったとされており、これはその時についた弁慶の足跡なんだとか。

弁慶はとっても足が速かったそうで、この石を踏むと足が速くなると子供達に人気があるんです。

平泉寺白山神社【境内】の見どころ13選

この辺りからいよいよ平泉寺白山神社の中に入っていきます。

平泉寺白山神社の見どころ(7)精進坂

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

まずは精進坂と呼ばれる石段を登っていきます。
この坂が精進坂と呼ばれている理由は、この坂より上には魚や肉を持ち込むことができなかったから。
このあたりが、修行をする場所の始まりということなんですね。

実際に歩いてみると、両脇はかつてのままで石段の数が少なく(幅が広い!)、真ん中は、歩きやすいように後から段を増やしていることがよくわかります。

平泉寺白山神社の見どころ(8)一の鳥居

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

精進坂の階段を登り切ると、一の鳥居が現れます。
下の方をよく見ると、小さな穴が。

かつて鳥居をくぐれるのは神様だけだったため、修行僧たちはこの小さな隙間から出入りしていました。

実はこのあたりはJRの大人の休日倶楽部CMやポスターのロケ地になっているんです。
ということで、吉永小百合さんと同じポーズで写真を撮ってみました!

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

このあたりで綺麗な写真を取るなら早朝がおすすめ!
この写真も8時前に撮ったものですが、この時間なら観光客も少なく、天気が良ければ光の感じがとっても綺麗です。

平泉寺白山神社の見どころ(9)旧玄成院庭園

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

平泉寺の社務所奥には、国の名勝にも指定されている知る人ぞ知る庭園があります。
作られたのは室町時代(1530年頃)と言われており、現存する庭園の中では、北陸で一番古いです。

庭園内には平家物語の一説で有名な沙羅双樹もあります。

沙羅双樹の花が咲くのは5〜7月頃。
案内してくれたガイドの方ですら初めて見た!とおっしゃっていたほど貴重なもののようです!

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

沙羅双樹の花

沙羅双樹の花は1日で落ちてしまうため、一斉にたくさんの花が咲いているのを見られるわけではありませんが、とっても上品で儚げで、旧玄成院庭園の雰囲気にぴったりのお花でした。

旧玄成院庭園の入場には50円がかかりますが、その価値は十分ある庭園だと思います!

平泉寺白山神社の見どころ(10)飼葉料(かいばりょう)

平泉寺は美しい苔が印象的な神社。
広大な敷地にもかかわらず、手入れが大変行き届いているため、草が生い茂っているような場所はありません。

しかし、参道の一部分に草が無造作に伸びている場所があります。
これは刈り忘れなんかではなく、わざと草を伸びたままにしている場所なんです。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

平泉寺の拝殿には現在でも馬が描かれた絵馬(かつての絵馬は現在の絵馬とは違い、とても大きなものでした)が置かれています。

この絵馬に描かれた馬が夜な夜な拝殿を抜け出し、近隣の田畑を荒らして困っていたことから、ここを馬の餌場にするために草を刈り残すようにしました。
その風習が現在も残っているんです。

平泉寺白山神社の見どころ(11)御手洗池(みたらしいけ)

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

白山からの雪解け水が流れ込んでいる御手洗池。
この場所はかつて平清水(ひらしみず)と呼ばれており、これが平泉寺の名前の由来となっているので、絶対に見逃すことはできません。

泰澄大師は毎日のようにこの池に向かってお祈りをしていましたが、ある時、奥に見える岩(影向岩・ようごういわ)に女神が現れ、「私の本当の姿は白山の頂上にある。早く登って来なさい」と言います。
その言葉に導かれて泰澄大師は白山に登るのですが、その時に頂上で仏の姿を見ます。
これが神仏習合の始まり(仏や菩薩が神という仮の姿で現れたことから、神と仏や菩薩は同じものであると考えられるから)と言われています。

池のそばには上の方が三股に分かれている不思議な杉の御神木もあります。

白山は大汝峰(おおなんじがみね)、御前峰(ごぜんがみね)、別山(べつざん)の3つの峰から成っており、この3つを表しているように見えることからも大事にされています。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

御神木の側には「泰澄大使御手植 約千二百数十年前」と書いてある看板がありました。…1200年以上前の木なら、もう少し太いんじゃない?と思ったのは内緒…。

平泉寺白山神社の見どころ(12)二の鳥居

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

普通の神社の鳥居と違って、上に三角の屋根がありますよね。
これは山王鳥居といって、仏教と神道の合一を表しています。

また、ここには、拝殿に向かう東西の参道(神の道)と南大門跡から講堂跡へと向かう南北の参道(仏の道)が交差する部分があります。

平泉寺白山神社の見どころ(13)拝殿

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先ほどのお話に出て来た、飼葉料が用意される原因となった馬が描かれた絵馬(勝山市指定文化財)がある拝殿で、毎年元日にしか開帳されません。

現在の拝殿は一向一揆での焼失後、安政6(1859)年に造営されたものですが、焼失した1574年以前は左右に四十五間(約83m)あったと言われており、これは日本最大級であったと考えられています。

左右を見てみると、かつて拝殿があった場所には礎石のようなものが残っており、その歴史を感じることができます。

この場所は福井県で唯一かおり風景百選に選ばれている場所で、少し離れた場所から苔と拝殿を眺めるのがおすすめ!
平泉寺内で最も苔感が素敵な場所だと思います。

平泉寺白山神社の見どころ(14)大石垣

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

拝殿から本社に上がる階段のあたりには、とっても大きな岩があります。
これは、室町末期頃に勢力争いをしていた2人の僧(兄弟)が、それぞれの力を誇示するために巨石を運ばせた結果と言われています。

ここに関連する『謀反岩』という場所も後から出てくるので覚えておきましょう!

平泉寺白山神社の見どころ(15)本社

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

拝殿裏の階段を上がると本社が現れます。

外観は白木造の落ち着いた見た目ですが、中はとてもきらびやかな装飾で彩られています。
扉が開けられるのは33年に一度で、次回は2025年とちょっと先。
中も見てみたいですよね。

ここで注目すべきポイントは3つ。

まずは上の方に付いている徳川家の葵の御紋。
この本社は徳川家の松平重富が寄進したもの。
松平家は祈願に平泉寺白山神社を利用しており、ゆかりがあるんです。

続いて正面ど真ん中の上を見てみると、のぼり龍とくだり龍の彫刻があります。
とても細かく迫力のある彫刻なので、ぜひ間近で見てみてください。

さらに、本社の横側には雁、後ろには鶴の彫刻があります。
本社の裏側に彫刻が施されている建物は珍しいので、裏側にまわってじっくり見てください。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

でも、それよりもこれが気になっちゃった…。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

中には昭和20年代の物もある落書きの数々。

貴重な建造物に落書きなんて絶対にしてはいけませんが、この落書きすらも、1300年の平泉寺の歴史の一つなのかもしれないなあと思いながら見てみると、ちょっと不思議な気持ちになりますよ。

とはいえ、絶対落書きしないでくださいね!!

また、本社の両側には越南知社と別山社がありますが、かつてはさらに2つの建物があったことがわかっており、現在でもその礎石の跡を見ることができます。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

さらに、本社の近くにあるこの岩にも注目!

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

3つの峰からなる白山のような形をしているんです。探してみてください!

平泉寺白山神社の見どころ(16)納経所跡

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平安時代から、減罪の経典である「法華経」を写経し、一部ずつを日本の66箇所の神社(六十六部)に納めながら巡礼するということが行われていました。
その経を納めるところです。

越前(現在の福井県敦賀市以北)で六十六部に選定されているのは平泉寺白山神社だけ。

納経所の下の部分や参道には、壊された仏像がたくさんありました…。

平泉寺白山神社の見どころ(17)楠木正成の供養塔

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楠木正成は鎌倉時代末期から南北朝時代の武将で、鎌倉幕府打倒に貢献し、建武の新政では足利尊氏らと共に天皇を助けました。

この場所にはかつて三の宮の拝殿がありましたが、ある時、甥である恵秀律師の前に武者姿の正成があらわれました。
恵秀律師が調べてみると、この日に正成が湊川で戦死していたことがわかり、供養塔を建てたそうです。

1336年に作られた、歴史的にも重要なものです。

平泉寺白山神社の見どころ(18)三の宮

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1597年に建立され、明治22年に改築された、安産の神が祀られている神社です。
大きな杉の木に囲まれて、とってもご利益がありそうな空気が漂っています。

平泉寺白山神社の見どころ(19)越前禅定道入り口

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

白山信仰の拠点であった平泉寺白山神社。三の宮の奥へ進むと、白山への登山道につながっています。

ここを多くの修行僧たちが歩いたのでしょうか。歴史の道100選にも選定されている必見スポットです。

平泉寺白山神社【南谷発掘現場エリア】の見どころ6選

ここからは南谷発掘現場エリアのご紹介です。
一向一揆によって多くの建物が焼失し、それらは時間とともに土の中に埋もれていってしまい、きちんと調査がされることも最近までありませんでした。

しかし、平成元年から発掘調査が始まり、現在は200ヘクタールが国の史跡に指定されて発掘が続いています。
200ヘクタール=東京ドームなら、なんと約42.7個分!
発掘開始から30年ほど経っていますが、発掘されているのはそのうちのまだ1%ほど。

平泉寺の最盛期が、想像できないほどの栄華を誇っていたことがよくわかりますよね。

平泉寺白山神社の見どころ(20)開山社

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

泰澄大師が祀られた神社です。
お参りしてから進みましょう!

平泉寺白山神社の見どころ(21)謀反岩

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

少し前に出てきた大石垣では、2人の兄弟の僧が、石垣に相手よりも大きな石を運ばせようと競い合ったという逸話がありました。

弟の玉泉坊が石垣に運ばせた3mもの大岩に対抗しようと、兄の宝光院はこの岩を掘り起こそうとしましたが、朝倉義景がこの争いを収めてしまいました。
しかしその後も宝光院はこの岩の前で弟を滅ぼす方法を考えていたため、謀反岩という名前がつきました。

平泉寺白山神社の見どころ(22)若宮八幡宮の大杉

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

最初の方で紹介した杉の木と同じく、焼失を免れた7本のうちの1本で、若宮八幡宮にあります。
その幹の太さもさることながら、枝の複雑さもとっても不思議で神秘的ではないですか?

若宮神社の大杉の幹の年輪の形は、平泉寺の歴史展示があるまほろば付近の地面に示してあるので、その大きさもチェックしてみてください!

平泉寺白山神社の見どころ(23)南谷三千六百坊跡

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

このあたりがかつての僧兵が暮らしていた僧坊の跡です。
最盛期には8000人もの僧兵がここで暮らしていました。

出入り口や井戸の跡もあり、かつての僧兵たちの暮らしが目に浮かんでくるようです。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

平泉寺白山神社の見どころ(24)中世の石畳

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国内最大規模の中世の石畳です。
当時はここを大勢の僧たちが歩いていたんです。

石組の側溝があるなど、当時の最先端の技術が使われていたと考えられています。

平泉寺白山神社の見どころ(25)復元された薬医門

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

かつての南谷にはこのように坊院に門と土塀があったと考えられており、一箇所だけ再現がされています。
今、門が立っている石の上には、かつての門が立っていたことがわかる印が残っていたとのこと。

壁は荒壁塗りという当時の技法で再現されています。

勝山観光歴史平泉寺白山神社の画像

そして、ここから見る勝山の景色も本当に綺麗なんです。
かつてここで暮らしていた僧兵たちも、同じような景色を見ていたのでしょうか。

ちなみにこの辺、夏は蚊がたくさんいますが、クマ、鹿などが出る季節もあるそうなので、一人歩きはちょっと危険かも。

平泉寺白山神社散策を2倍楽しむために!

さらに、平泉寺白山神社を2倍と言わず、何倍も楽しむためのポイント、方法を紹介します。
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福井勝山平泉寺白山神社
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