大正時代の木造校舎をリノベーション！『サルトリア ダ 水本』とは

入口脇に目をやると、「水本女学校」と書かれた石碑があります。
実はここ、かつては『水本学園高等女学校』という私立学校でした。
1902（明治35）年に『水本裁縫女学校』として創設され、1917（大正6）年に現在地の場所に移築されました。

サルトリア ダ 水本は、廃校になった校舎をリノベーションし、2018年7月にイタリア料理店としてオープン。
サルトリア（Sartoria）とは、イタリア語で「裁縫」「仕立て」という意味なんだとか。

お店は外観、内装共に大正時代の木造校舎の趣がしっかりと残されていました。

50席程度の店内は明るく開放的。
ピアノが置いてあり、月に1度程度、音楽関連のイベントを行っているそうです。
この日はクリスマスだったため、ピアノの生演奏が行われていました。

おすすめはCastello城コース

サルトリア ダ 水本のコースは『Castello（カステッロ）城コース』と『Sartoria（サルトリア）裁縫コース』の2つ。
個人的なおすすめは、『Castello（カステッロ）城コース』です。

パルマ産生ハム盛り合わせ、前菜、パスタ、ピッツァ、肉料理、ドルチェの6品で、なんと3,500円！
コスパの良さがすごいです。

ただし、カステッロコースは基本的には3人前から。
今回は2人だったのでダメもとで聞いてみたところ、

• 3人分の量をシェアするので、ちょっと量が多めになってしまう
• パスタかピッツァ、どちらかを選ぶ

でもOKであれば用意できるとのことだったので、カステッロコースをお願いしました。

料理も全体的にボリューミーでお得な感じ！

パルマ産生ハム盛り合わせ

冷菜

温菜

食事を楽しんでいると、なにやら大きなチーズが運ばれてきました！

これは、イタリアの有名なチーズ『パルミジャーノレッジャーノ』。

何が行われるんだろう、と興味津々で見ていると、急に火の手が！

サービスの方がこうやってチーズの表面を溶かしていき、厨房から運ばれてきたリゾットが炙られたチーズの中に！！

軽〜く混ぜて…

お皿へ！

出されたリゾットは、パルミジャーノレッジャーノの香りをしっかりとまとっていて、匂いだけで満足しちゃうくらい！

九頭竜まいたけと円山和みリゾット

サルトリアダ水本の料理には、地元食材もふんだんに使われています。
こちらのリゾットに使われているのは、地元産の『九頭竜まいたけ』と、福井市円山地区で作られているリゾット専用の国産米『和みリゾット』。

リゾットといえば、ポルチーニ茸やトリュフが使われていることも多く、チーズときのこの独特な香りが好き！という方も多いと思いますが、この九頭竜まいたけも、それらのきのこに負けないくらい香りが高くて美味しかったです。

メインはローストチキン。クリスマスなので可愛いリボン付きでした♡

付け合わせには、大野の特産品『上庄里芋』が使われています。

大野市周辺の奥越地域で盛んに作られている里芋。
その中でも、大野市の上庄地区でしか作られないブランド里芋『上庄里芋』は、全国区の人気を誇るブランド里芋です。

煮込んでも身が崩れずしっかりとしているので、お肉の付け合わせとしてもぴったりでした。

デザートは、イタリアのクリスマスケーキ「パネトーネ」

これだけのボリュームで3,500円というのはびっくりではないでしょうか。

さらに、フリードリンクはコースとセットで1,500円。
イタリアのワインやカクテル、焼酎、ソフトドリンクなど種類も豊富なので、大人数での食事会にも良さそうです。

大正時代のロマンチックな雰囲気が素敵なサルトリア ダ 水本。
デートにも、女子会にも、大人数でのパーティーにもいいと思います！

サルトリ ア ダ水本の基本情報・アクセス・マップ