オーシャンビューに絶景足湯にカフェ!「レインボーライン山頂公園」見どころ11選!

美浜町と若狭町にまたがる全長11.24㎞の道路「レインボーライン」。道中には、三方五湖No.1ビュースポット「レインボーライン山頂公園」があります。
2018年7月のリニューアル完了直後に、レインボーライン山頂公園に行ってきました。
レインボーラインで山頂公園まで行ってみよう!
レインボーラインは、若狭町の日向料金所から海山料金所まで有料道路となります。今回は、日向料金所からレインボーライン山頂公園に向かってみました!
日向料金所〜レインボーライン山頂公園(第1駐車場)
レインボーライン山頂公園のある梅丈岳は標高400m。海抜約0mの日向料金所から山頂公園(第1駐車場)までは、つづら折りの急な坂道が続きます。崖の隙間から見える三方五湖と日本海の見晴らしはとてもきれいです!
日向料金所から10分ほどで第1駐車場に到着!ここからでも十分見晴らしはいいのですが、レインボーライン山頂公園はまだ先なので、山頂からの景色が楽しみです。
第1駐車場〜レインボーライン山頂公園
レインボーライン山頂公園の入園料は、大人800円、6歳から中学生までが600円となっています。一人乗りリフトかケーブルカー、または遊歩道を歩いて向かいます。
歩いてもリフトやケーブルカーに乗っても同額なので、スキー場以外で見るのは珍しいリフトに乗ってみました。リフト乗降に慣れていなくて不安という方は、係の方に前もって言っておけば、スピードを遅くしてもらうことができます。ベビーカーや車いすの方はケーブルカーがあるので安心ですね。
ちなみに、入園料には割引もあります!地元割引をはじめさまざな割引があるので入園前にお尋ねください。
移動中の景色はこんな感じ。
日本海がとてもきれいに見えます。
1人乗りのリフトは多少揺れ、かつ足もとが宙ぶらりんなのでちょっと怖かったですが、日本海から吹く風がとても心地よかったです。2分間の空中散歩があっという間に終わり、山頂に到着。目の前には三方五湖で最も大きい「水月湖」が広がっていました。
美しい水月湖を眺めていると、何やら派手な傘を持った方が!!
なんと、レインボーライン山頂公園には、公園内で自由に使っていい日傘・雨傘が用意してあるんです。しかもレインボーラインにちなんでレインボーカラー!これはうれしいサービスですね。
せっかく写真映えする場所なので、写真映えするアイテムを持って写真を撮ってみましょう!
訪れていたお客さんにご協力いただきました。三方五湖の青と山々の緑にレインボーカラーが映えますね!
三方五湖(みかたごこ)とは?
三方五湖は、日向湖(ひるがこ)、久々子湖(くぐしこ)、水月湖(すいげつこ)、菅湖(すがこ)、三方湖(みかたこ)の五つの湖の総称。若狭湾国定公園を代表する景勝地で、2005年11月8日にラムサール条約に登録されました。5つの湖はそれぞれ塩分濃度が異なることで色も若干違い、五色の湖とも呼ばれます。海水魚から淡水魚まで様々な魚が生息していたり、水鳥の重要な生息地であったりもします。
参考:レインボーラインパンフレット
実は三方五湖では、貴重な天然のウナギも獲れるそうです。5月から7月にかけて、ウナギ漁から食まで楽しめる体験プログラムも用意されています。
また、この三方五湖は、生物の生息地としてだけでなく、科学的にも大変貴重な場所なんです。
水月湖では年縞が確認されています。年縞とは簡単に言うと湖や沼の中の地層。地表に露出して侵食されることがないため、過去の気候変動、洪水や地震といった自然災害など、その時代の地球の環境が地層よりもよく分かるそうです。
有名な年縞は世界中にいくつかありますが、実は世界で最も有名なものは、水月湖の年縞。2012年の世界炭素会議では地質学的時間の世界基準にこのデータを採用する事が決まりました。つまり、地質学的年代決定での事実上の世界標準となったのです。
年縞をモチーフにしたお菓子もあるんですよ!
レインボーライン山頂公園リニューアル後の見どころは?
2018年7月にリニューアルしたレインボーライン山頂公園。カフェができたり足湯ができたりバラが咲いたりと、その度に新聞をにぎわせていましたが、どのように楽しめるエリアになったのでしょうか。ここからは、レインボーライン山頂公園の見どころをたっぷり紹介します。さっそく行ってみましょう!
三方五湖を眺めながらほっこりリラックス「絶景 天空の足湯」
レインボーライン山頂公園の東側にある「東の展望台」には足湯が設置されました。
5つの湖すべてを見ることができ、360度のパノラマビューを楽しみながら、少しぬるめのお湯でリラックスすることができます。
条件がいいと石川県にある白山まで見えるそうです。
「足湯の準備なんて全然していない……」という方も大丈夫!
天空の足湯にはタオルとビニールソックスが準備されています。
ストッキングの上からビニールソックスを履くことで、タイツを脱がずに足湯を楽しめるので、特に女性にとっては嬉しいサービスですね。
眺望抜群の「カウンターテラス」
足湯のすぐ隣にはカウンターテラスがあります。見晴らしも抜群で、デート中のカップルや、カフェで飲み物を買った家族連れなどがのんびりと景色を眺めていました。涼しげで心地よい風鈴の音色にも癒されました。
絶景を眺めながら水分補給したり、写真を撮ったり、自由に過ごしましょう。
日本海を一望できるゆったりソファ「ウッドデッキテラス」
こちらは日本海を眺めながらくつろげるウッドデッキテラス。ゆったりとした二人掛けのソファでくつろぎながら、写真を撮ったりおしゃべりしたりできます。
美浜町出身の五木ひろしを讃えた「五木の園」
美浜町出身で福井を代表する演歌歌手、五木ひろしさんのふるさとを愛する心を讃えて、その輝かしい実績や歌詞などが刻まれています。五木ひろしさんの名曲「ふるさと」が流れるしかけもありました。
軽食を提供するテイクアウト専門カフェ「なないろ」
ウッドデッキテラスの隣には、ドリンク、スイーツ、軽食を販売しているカフェ「なないろ」があります。テイクアウト専門なので、テラスで景色を眺めながら味わってみては?
オススメの「〇〇ソフトクリーム」はのちほど紹介。
茶室を改装した和風カフェ「五湖庵」
茶室を改装した和風カフェ「五湖庵」では、和を感じられるお抹茶、ぜんざいなどがいただけます。暑い季節にピッタリの「氷抹茶アイス」も後ほど紹介します!
若狭町と美浜町の特産品がそろう土産店「にじいろ」
レインボーカフェの横には、特産品などが並ぶ土産物店「にじいろ」があります。
羽二重餅や、若狭町特産のウメや美浜町特産のへしこを使った福井土産、雑貨など550種類ものアイテムが揃います。
レインボーライン山頂公園のリニューアル前からあった一押しポイントも見逃せない
山頂公園の見どころは、新しくリニューアルした施設だけじゃないんです。以前からあった見逃せないポイントもチェックしてみましょう。
珍しい!一社両拝の「和合神社」
全国でも珍しい、前後双方からお参りする一社両拝の神社があります。
毎年春に、親子・夫婦・恋人同士すべての円満のお祓いを地元の「天神闇見神社」より受けているんだとか。また、山頂全体も「恋人の聖地」に認定されているので、恋愛パワースポットとしておすすめ!
恋人の聖地の石碑
山頂のロマンチックスポット「バラ園」
すぐそばには日本海があり、激しい海風などを遮る場所もない山頂という厳しい環境にも関わらず、600株ものバラが咲くバラ園があるんです。バラの見頃は春(5月下旬から6月中旬)と秋(10月下旬から11月下旬)なので、今回は見ることが叶いませんでした。
がしかし、レインボーカラーの風車がくるくる回っており、カラフルでかわいらしい雰囲気でした。
バラ園の目の前にある「憩いの広場」はテーブルがあって便利!
天狗様に願い事を叶えてもらおう!「かわらけ投げ」
あの、漫画「北陸トライアングル」にも登場した、三方五湖でのかわらけ投げ。100円でかわらけ(乾いたお皿)に願い事を書き、湖に向かって思いっきり投げると、願いが叶うんだそう。
「かわらけ投げ」の由来は、かつて、この地を支配していた梅丈岳の大きな天狗。人々からは恐れられていましたが、その反面、情が深く困窮した弱者を救済するなど慕われる存在でもあったそうです。
村の人々は願い事があると梅丈岳に天狗の姿を探しましたが、その姿は見当たりません。どこか高いところにいると思い、かわらけにお酒をお供えし、空高く願いを込めて投げたところ、願いがかなったそうです。
山頂にあるめだかの学校「めだか村」
めだかと、オタマジャクシが泳いでいました。三方五湖周辺の保護を目的に捕獲し育て増やしています。かわいい姿を眺めながら自然保護の大切さを感じ考えるきっかけにしてほしいとの願いが込められているそうです。
レインボーライン山頂公園に来たら食べたいおすすめスイーツ3選
運転に疲れた方も、ここまで歩き疲れてしまった方も、この辺で糖分補給はいかがですか?絶景もいいけど、やっぱりグルメも大事ですよね。
ここではレインボーライン山頂公園周辺のいちおしグルメ、特にスイーツを厳選して紹介します。
甘いの?酸っぱいの?山頂カフェの「青梅ソフト」
まず紹介するのは、梅の産地ならではのスイーツ「青梅ソフト」(300円)。リフトを上った山頂公園にあるカフェ「なないろ」にて提供しています。
青梅と聞くと、「酸っぱさ」を連想してしまいませんか?しかし、食べてみると酸味はほとんどなく、バニラの甘さに青梅のさわやかな香りが加わり、とっても涼しげなお味のソフトクリームでした。梅がちょっと苦手な私も美味しく食べられました!
三方五湖を眺めながらパクリ!期間限定商品だそうです!
清涼感満天!レインボーカフェの「ソフトクリームレインボーブルー」
第一駐車場のすぐそばにあるレインボーカフェでは、地元の食材を使用したメニューやオリジナル雑穀麺、薬膳カレー、サンドウィッチやキッシュなど「体に良いこと」にこだわったメニューが用意されています。
基本的にはテイクアウトですが、店内とテラスに席が用意されているのでイートインも可能です。
メニューの考案や料理の監修は、公邸料理人の経験がある後藤震太郎シェフ(69)。後藤シェフ曰く、「テイクアウトして山頂に登り、テラスで絶景を眺めながら食べるのがおすすめ」だそうです。(参考:福井新聞)
中でもおすすめなのが、ブルーが特徴的な「ソフトクリームレインボーブルー」。
青梅ソフトと違い、藻塩を使ったあまじょっぱい味わいが特徴。ただ色が違うだけじゃないんですね。
食べ応え十分!五湖庵「氷抹茶アイス」
暑い季節にピッタリ!ひんやり冷たい「氷抹茶アイス」は、美味しい!可愛い!ボリュームばっちり!
出典:Facebook
今回は食べられなかったので、次回は絶対食べるぞー!
リニューアルしたレインボーライン山頂公園は、見晴らしよし、味わってよし、の〜んびりくつろぐにも最適。カップルでも家族でも友達同士でも、誰と来ても楽しい施設になっていました。
また、最後に紹介したスイーツは期間限定の商品もあります。今回紹介した以外にも、美味しいグルメがたくさんあるので、ぜひ絶景とともに味わってみてください!
レインボーライン山頂公園の基本情報・アクセス・マップ
名称 | レインボーライン山頂公園 |
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住所 | 福井県三方上中郡若狭町気山18-2-2 |
電話番号 | 0770-45-2678(株式会社レインボーライン) |
営業時間 | 9:00~17:00(季節・天候により変動あり) |
休園日 | 年中無休 |
入園料(リフト等利用料込み) | 大人:800円 小人:600円(小・中学生) 詳細はこちら |
交通アクセス | 舞鶴若狭自動車道(若狭さとうみハイウェイ) 若狭三方ICを降りて右折。日向料金所まで約10分 |
三方五湖有料道路通行可能時間 | 10月1日~4月30日 8:00~18:00 5月1日~7月20日/9月1日~9月30日 7:30~18:30 7月21日~8月31日 7:00~19:00 |
有料道路料金 | 一般車 1,040円 詳細はこちら |
駐車場 | あり |
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WEBサイト | http://www.mikatagoko.com/ |