ドーンと福井 in 神楽坂 越前・若狭まつりに行ってきました!【東京】
東京・神楽坂。
料亭が立ち並ぶイメージの強い場所ですが、神楽坂通りには意外にも賑やかな商店街が広がっており、お祭りやイベントも頻繁に開催されています。
そんな神楽坂で、『ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり』が開催されたので、行ってきました!
詳しくはこちら
神楽坂は福井県ゆかりの地?
神楽坂と福井に何の関係が!?と思うかもしれませんが、神楽坂と福井は切っても切れない関係にあるんです。
江戸時代、小浜藩(現在の敦賀市から高浜町のあたり)の江戸屋敷は神楽坂にありました。
これは1628(寛永5)年に、小浜藩主酒井忠勝が徳川家光からこの地を拝領し、下屋敷としたことが始まりです。
現在の矢来公園には、「小浜藩邸跡」と記された石碑も残っています。
今回イベントが行われた神楽坂通りは、酒井家の下屋敷と牛込御門、約1kmを結ぶ道だった場所で、忠勝の登城道として寛永年間に整備されました。
ドーンと福井 in 神楽坂 越前・若狭まつりに行ってきました
ドーンと福井!in 神楽坂は飯田橋駅と神楽坂駅の間の神楽坂通りと赤城神社で開催されました。
どんなことが行われているのか、実際に歩いて見に行ってみましょう!
神楽座通りには福井の名産品がずらり
神楽坂通りには、いたるところに福井の名産品を売っているテントが。
水ようかんや五月ヶ瀬、ごま豆腐など、福井土産の定番がたくさん売っている『ふくい南青山291』と、『食の國福井館』のブース。
写真に写ってくれたのは、私と同じ苗字の江戸さん!
江戸という苗字はどうやら全国的には珍しいそうなんですが、実は人口に対する江戸さんの割合が全国で最も多いのは福井県。
そして、ほとんどの江戸さんが若狭に集中しているんです。運命を感じずにはいられません…。
続いては、エコファームみかたの梅酒コーナー。
若狭では紅映梅(べにさしうめ)という質の高い梅など、福井梅が古くから栽培されています。
そんな福井梅の生産・加工を行っているエコファームみかたのさまざまな梅酒が販売されていました。
ブースには、若狭の梅酒大使の羽鳥早紀さんもいらっしゃいました!
手にしているのはお気に入りの若狭美水。
青梅と、名水百選にも選ばれている若狭の『瓜割の水』でつくった梅酒でアルコール度数は12%。
ストレートでもとっても飲みやすく、女性に大人気!
羽鳥さんは以前、若狭三方五湖観光協会が行っている「若女将インターン」に参加し、それ以来若狭の梅酒が大好きなんだそうです。
若狭梅酒やエコファーム三方の詳細はこちら>>福井梅の梅酒が可愛くて美味しい!お土産に喜ばれる福井の梅酒&梅ドリンク6選
赤城神社も大賑わい
飯田橋方面から神楽坂通りを歩いて行くと、メイン会場の赤城神社に到着!
境内にも福井の特産品ブースが所狭しと並んでいました。
こちらは高浜町の『若狭ラスク』。
濃厚バター味の名前の通り、バターのいい香りがたまらない!
試食させていただきましたが、本当に美味しかったです。
ブースの方の「これを食べたら他のラスクは食べられないよ」の言葉は本当にその通りです!
ブースやお店でお買い物や食事をすると、ガラポン抽選券がもらえました。
1等は越前がにまたは若狭ふぐ!
越前がにを狙ってガラガラをまわしましたが、やっぱり5等。
残念!
ドーンと福井 in 神楽坂限定!ワンコイン特別メニュー
ドーンと福井 in 神楽坂のイベント期間中は、神楽坂通り周辺にある6店で、越前そばやソースカツ丼などの福井グルメをワンコイン特別メニューとして食べることができます。
悩みに悩んだ末、今回はコパンというお店の若狭へしこパスタを食べました。
右上にある黒っぽいものは、梅の甘露煮。
甘くて美味しかったです。
へしことは、サバを塩漬けにしてからぬか漬けにしたもので、福井周辺の伝統的な保存食です。
かつては、若狭で獲れたサバを鯖街道を通って京都へ運んでいました。
しかし、サバは生ものなので、運んでいるうちに傷んでしまいます。
それを防ぐために加工したのがへしこの始まり。
漁師言葉で、鯖を漬け込むことを「へし込む」と言ったことが「へしこ」のはじまりだそうで、サバだけでなく、イワシへしこやふぐへしこなどもあります。
これだけ言うと、「へしこ=和」のイメージが強く、パスタに合うの?と思うかもしれませんが、ほどよい塩気がパスタとちょうどよく合って絶品でした!
アンチョビパスタに似ているといえば似ているかも!
へしこパスタ以外にも
といったワンコイン特別メニューが。
どれも福井を語る上では欠かせない食材やメニューばかりでした!
恐竜王国福井!実物化石が神楽坂で触れる!
福井県は恐竜王国と言われているほどの恐竜化石の産出地であり、日本の恐竜研究の中心として注目を集めています。
きっかけは昭和57年、勝山市で中生代白亜紀前期のワニ化石が発見されたことで、昭和63年には同じ場所で恐竜の歯などを発見。その後も恐竜の骨、足跡、国内で初めての完全な形のかぎづめが発見されています。
そのため、福井駅前には大きな恐竜モニュメントがあったり(動くし鳴きます!)、恐竜博物館は観光地として大変人気があったりします。
そんな恐竜博物館の魅力を、「どーんと福井in神楽坂」でちょっとだけ体験することができました。
まず目に入ってくるのは、イスに座っている恐竜。
実は福井県民には馴染み深い「恐竜博士」。
福井駅ホームや恐竜博物館の入り口などで見ることができます。
さらに今回はティラノサウルス・レックスの頭骨と、恐竜の…
奇跡の化石を間近で見ることができました。
しっかり触ってうんをつけました。
また、隣のブースではVRによる雄島観光体験もできました。
VRなら、実際は見ることができない雄島や東尋坊の空からの景色が見られるので、こちらも楽しかったです!
「小浜藩酒井大老登城行列」の神楽坂行進
出典:福井県公式サイト
2日目には「小浜藩酒井大老 登城行列」の神楽坂行進が行われました。
酒井忠勝や徳川家光に扮した人たちがかつての登城の光景を再現しました。
福井ゆかりの先人展
赤城神社の神学殿では、東京でも活躍した福井県ゆかりの人物を紹介していました。
特に有名な人物は、由利公正。
福井市出身で、初代東京府知事となった人です。
特産品だけでなく、福井の歴史やゆかりの人物にも詳しくなれちゃいますね。
鯖のへしこ料理教室
へしこについては前述しましたが、ドーンと福井 in 神楽坂では、へしこ料理教室もやっていました。
へしこは美味しい!とはいえ、どんな風に使ったらいいかわからない人も多いと思います。
この教室では、へしこの基本的な処理の仕方やおすすめのレシピを教えてもらえるので、ここでへしこを買って家で美味しく食べられるようになりますよ!
歴史、グルメなど盛りだくさんの「どーんと福井 in 神楽坂」。
紹介した以外にもたくさんのお土産やグルメが揃っていて、若狭で獲れるお魚クイズなどの楽しいブースもたくさんありました。
2008年から開催しており、毎年大好評の「どーんと福井 in 神楽坂」。
きっとこれからも開催されるはずなので、福井の食文化や歴史に興味がある人は是非行ってみてください!