『おくのほそ道』で旅気分!松尾芭蕉が詠んだ敦賀の景色をめぐる旅
松尾芭蕉の句碑があるパーキング①杉津PA
「ふるき名の 角鹿や恋し 秋の月」
こちらは、杉津パーキングエリア(下り)で見つけたもの。
杉津パーキングエリアは、敦賀湾と夕日の美しいコントラストが見られる絶景スポットで、恋人の聖地の聖地にも認定されています。
古事記や日本書紀では、敦賀の地は『角鹿(つぬが)』と記されており、701年の大宝律令で現在の『敦賀』になったようです。
松尾芭蕉が敦賀を訪れたのは旧暦8月14日頃だそうなので、ちょうど中秋の名月の頃。
松尾芭蕉は見事な月を眺めながら、昔の敦賀を偲んだのでしょうか。
杉津パーキングエリアの詳細はこちら>>恋人の聖地!絶景夕日スポット・杉津パーキングエリアの楽しみ方
松尾芭蕉の句碑があるパーキング②南条SA(上り)
「月に名を包みかねてや痘瘡の神」
こちらは南条SA(上り)にありました。
元禄2(1689)年8月15日頃、敦賀の名月の晩に詠まれたものです。
杉津パーキングエリア、南条SA以外では、石川県の尼御前SA、不動寺PA(上り線のみ)、富山県の小矢部川SA、有磯海SAにも松尾芭蕉の句碑がありますよ!
有磯海サービスエリアの句碑
ここで紹介した句の他にも、敦賀では
「寂しさや須磨にかちたる濱の秋」
「浪の間や小貝にまじる萩の塵」
「國々の八景更に氣比の月」
の句も詠んでいます。
歴史好きさんや文学好きさんは、松尾芭蕉にスポットを当てて敦賀観光をするのもいいかもしれません!