海辺のガラス工房『WATARIGLASS studio(ワタリグラススタジオ)』で工芸体験をしよう!【福井市】
越前海岸の漁火街道沿いの小高い丘の上に、ひときわおしゃれな建物があります。
その名も『WATARIGLASS studio(ワタリグラススタジオ)』。
美しいガラス製品をお土産に買ったり、吹きガラスやトンボ玉作り体験ができたりします。
美しい海を見下ろすことができる絶景ポイントでもあるとのことで、どのようなお店なのか、実際に行って来ました!
体験も買い物もできる『ワタリグラススタジオ』
越前海岸を見おろす丘の上にあるワタリグラススタジオ。
外観からすでにおしゃれ感が漂っています。
中に入ると美しいガラス製品が目に飛び込んで来て、早速感動!
花瓶やお皿、グラスなど、お部屋に置いておくだけで気分が上がりそうなアイテムがたくさん…。
ガラス越しに越前海岸が見える風景も素敵♡
ワタリグラススタジオでガラス工芸体験をしよう!
ショップの奥には体験工房があり、この中でガラス体験を行う事ができます。
吹きガラス体験では、コップや花瓶を作る事ができます。
その他、トンボ玉作り体験やガラスを削って作るスタンプ製作体験、小さなお子様でも簡単にできる、ガラスをくっつけるだけのフォトフレーム製作体験などのプランがあります。
吹きガラスの見本。色を入れたり泡を入れたりして、世界に1つの自分だけのコップが作れます。
体験は大人気のようで、私たちの前にも吹きガラス体験を楽しんでいるグループがいました。
トンボ玉製作体験をしてきました!
今回私はトンボ玉製作体験をさせていただきました。
体験工房に入ると、色とりどりのガラスの棒が!
なんと、これが左側にある素敵なトンボ玉になっちゃうそうなんです。
ベースとなる太いガラス棒に、細いガラス棒で模様をつけていきます。
まずはベースと模様となるガラスの色のチョイスから。
色によっては綺麗に模様が出ないこともあるので、「この色はどうですか?」と質問しながらベースと模様の色を決めていきます。
しかし、ガラスはその時々で色の出方が全く違うので、インストラクターの方でも、完成してみないとわからないような組み合わせもあるんだそうです。
ちゃんとできるかすごく不安になってきましたが、インストラクターの方が1から丁寧に教えてくれるので安心!
私は水色と白にしました。
Dearふくい色!
このガラス棒にも持ち方があるので、正しい持ち方をマスターしたら、火に当てていきます。
徐々に先端が溶けていくのですが、この時の温度は600℃ほどあるそう。
ガラスの状態によっては割れて破片が飛んでくる事があるので、メガネをかけて作業します。
熱を加えていくとだんだん先端の玉が大きくなってくるので、これを棒に通して形を整えていきます。
そのあとは、いよいよ模様付け!
細い方のガラス棒も熱して、ベースのガラスに線を引いていきます。
あとはさらに熱して形を整えていけば、模様が馴染んでマーブルになっていき、ガラス玉っぽくなります。
形が整えば、火から外して1時間ほど冷まして完成!
ストラップかブレスレット、ネックレスの3種類から選ぶ事ができます。
今回はブレスレットにしました!
吹きガラス体験も見学!
冷ましている間に、吹きガラス体験もちょっと見学。
このように熱を加える、吹く、を繰り返して形を作っていくそうです。
すごく難しそう!
きちんとした製品を作れるようになるには10年かかるとも言われているとか。
出来上がったものは美しいですが、その裏には大変な苦労があるんですね。
体験で作ったものは郵送してもらうことも可能なので、冷ますのが待てない!という方も、観光の途中に気軽に立ち寄ることができますよ!
(吹きガラスは冷ますのに時間がかかるので、必ず後日郵送になります。)
相談次第ではオリジナルガラスを作ることも…
相談次第ではオリジナルのガラス製品を作ることもできます。
私は自身の結婚式用に、キャンドル(越前和蝋燭)の受け皿を作らせていただきました!
通常の体験では行われていないものなのですが、相談した結果、これならできるかも!ということで、夫婦二人でお皿を手作りしました。
まずはガラスを高温で熱して…
1000℃以上あるそうです!
模様となるつぶつぶをくっつけます。
台に垂らしてカットしたら…
すかさず2人で伸ばします。
タイミングや力加減がとっても重要!
息が合わないといびつな形になってしまうこともあるそうです。
ある程度伸びたら、最後に形を整えていただきました。
数日後、完成品とご対面!
夫は、私の引っ張り方が下手でいびつになってる!とちょっとご不満の様子でしたが、それもご愛嬌ということで(笑)
今は自宅でお皿として大活躍しています!
越前海岸盛り上げ隊としても活動する長谷川ご夫妻
最後に、ワタリグラススタジオを営む長谷川渡さん・陽子さんご夫妻をご紹介します。
お二人はガラスの魅力を伝えるだけでなく、ワタリグラススタジオがある越前海岸の魅力を伝えるために、越前海岸盛り上げ隊として、情報インフラ整備や越前海岸沿いのお店等をつなげるさまざまな活動をしています。
ナイトシュノーケルや沢登り、たこかご漁など、それぞれのお店の経験と知識を組み合わせたイベントや体験イベントの開催もしているとのこと。
大阪出身の陽子さんは、渡さんの出身地であるこの越前海岸を「開発されていないそのままの自然が残っている場所」と話していました。
海沿いには、迫力ある岩や滝などさまざまな自然スポットがあるので、ワタリグラスと一緒に楽しんでみては?
真っ青な越前海岸を眺めながら旅の思い出作りができる、おすすめスポットです。
是非行ってみてください。
WATARIGLASS studioの基本情報・アクセス・マップ
店名 | WATARIGLASS studio |
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住所 | 福井県福井市鮎川町17-14 |
電話番号 | 0776-88-2025 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 水曜日 (火曜日はショップのみ営業) |
アクセス | 福井駅から京福バス15番鮎川線 小丹生行きで(約1時間)「鮎川新町」下車 北陸自動車道 福井北ICから車で45分 |
駐車場 | あり |
SNS | instagram https://www.instagram.com/explore/locations/270695666/ Twitter ー Facebook https://www.facebook.com/pages/ワタリグラススタジオ/442144829222120 |
WEBサイト | https://watariglass.com/ |
今回の記事は、一部以下のイベントの際に取材させていただきました↓
同行した東京女的生活さんのブログ、youtubeでも、ワタリグラススタジオの様子を見ることができます。
東京女的生活 #023 「女的旅」福井のいいとこさがそっさTrip 2日目(2017年3月11日)