福井県の伝統工芸品&ものづくり12選|手作り体験やお土産はいかが?
福井県の郷土工芸品① 若狭和紙
奈良時代から作られていたという若狭和紙は、若狭(福井県南部)から都(京都)へ税として送られていたこともありました。
江戸時代から製造がさらに盛んになり、最盛期の昭和初期には250戸が紙漉きをしていたそうです。
平成6年に郷土工芸品に指定されましたが、現在、若狭和紙の紙すき技術を受け継いでいるのはわずか数戸だけと言われており、大変貴重なものとなっています。
小浜市の『御食国若狭おばま食文化館』や『若狭和紙の家』などで販売・体験などが行われています。
若狭和紙の詳細はこちら>>福井県の郷土工芸品『若狭和紙』とは
福井県の郷土工芸品② 越前和蝋燭
越前和蝋燭は、平成6年に郷土工芸品に指定されました。
福井県はかつて浄土真宗の布教拠点であったり、現在でも人口あたりの寺院数が日本一だったりと、今でも仏教が身近な存在。
そんな理由からか、ドラッグストアやスーパーでも和蝋燭が豊富に販売されています。
最近では、和蝋燭の要素はそのままに、おしゃれなデザインのアイテムも作られています。
詳細はこちら>>郷土工芸品『越前和蝋燭』とは?小大黒屋が手がけるおしゃれ和蝋燭も必見!
福井県の郷土工芸品③ 石田縞
石田縞の名刺入れ
福井県は現在でも繊維の生産が盛んで、さまざまな生地で全国シェアトップを誇っています。
その中でも、福井県の郷土工芸品に指定されているのが、鯖江市で織られる石田縞(いしだじま)です。
福井県鯖江市は、明治時代には全国でも有数の養蚕産地だった場所で、古くから織物が生産されていました。
石田縞は江戸時代に副業として始まったもので、特に河川の増水などで作物の生産が不安定だった鯖江市の石田地区で生まれました。
以下の商品は佐々木理恵さんという方が作られている『越前石田縞』です。
佐々木さんは仁愛短大在学中に石田縞の研究に取り組み、その後、平成元年に石田縞をもとにしたオリジナルの木綿織物を『越前石田縞』と名付けて発表。
それ以降、越前石田縞を着物や帯として制作・販売しています。
>九寸名古屋帯 越前石田縞佐々木理恵 作手織り・全通綿・竹紙・縞/おしゃれ帯送料無料 価格:138,000円 |
一度は手織りの文化が消えてしまいましたが、現在は地元の方の手によって復活されています。
石田縞手織りセンターでは、手織り体験もできますよ!
詳細はこちら>>石田縞って知ってる?鯖江市に伝わる繊維の文化とは?
福井県には、他にも郷土工芸品が25品目もあります。
どれも素晴らしいものばかりなので、気になる方はぜひチェックしてみてください!https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/chisangi/dentoukougeihin.html
羽二重
和服の裏地として最高級と言われる羽二重(はぶたえ)。
大正初期には日本の絹織物輸出量の60%を福井県が担っていました。
1847年には羽二重餅という和菓子が作られたほど。
羽二重餅は、現在でも福井のお土産の定番です!
羽二重の歴史を知る、機織り体験をするなら、勝山市にあるはたや記念館ゆめおーれ勝山がおすすめです!
羽二重の詳細はこちら>>羽二重とは?福井の繊維の歴史とおすすめ体験施設もご紹介!
メガネ
あなたがかけているメガネも、福井県産かも!?
実は、福井県は世界でも有名なメガネの産地で、メガネ枠の国内生産シェアは90%を超えています。鯖江市内にはメガネミュージアムがあったり、メガネに関するイベントが行われたりすることもあります。
伝統工芸品ではありませんが、福井県を語る上でメガネは絶対に外せないので、最後に紹介させていただきました。
鯖江のメガネの詳細はこちら>>福井といえばメガネ!?今すぐ行きたくなるフォトスポットや観光名所、イベントなどをご紹介!
さまざまな伝統産業が根付く福井県。
日々何気なく使っているものも、実は福井県産かも!
福井県に来たら、伝統産業の見学や、ものづくり体験もしてみてください。